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ほんとうの自分

ほとんど人と会わない生活を続けているので、いつの間にか、主治医や支援機関の担当さんなどと話しをする時に、緊張のあまり、おどおどした話し方になってしまっている。
今までは、緊張こそすれ、そこまでおどおどした話し方はしていなかったつもりだ。やはり、人に合わないことで、「話す」という機能が衰えてきているのだろうか?

話していても、そのおどおどした話し方に気を取られ、普通に話そうと考えてしまい、自分が何を話しているのか、まとまりがなく、要点を得ない受け答えになってしまっている。

こんなことでは、もし、再就職活動でいざ面接となった時には、致命傷になりかねない。

以前は根拠のない自信というか、自惚れというか、それが虚勢だとしてもまだ少しは堂々として面接を受けることができていたはずなのだが。自分が発達障害だと認識できるようになった結果、今までは、無理に見栄を張ったり、自分を大きく見せることをしていたのだと気付かされた。

支援機関の方々に対しては、そのように見栄を張ったり、自分を大きく見せることをしていては、適切な支援をしてもらえないので、ありのままの自分を話さなくてはいけない。すると、自分の弱い面を見せなくてはならないので、弱点を晒すことへの恥ずかしさや、自分の本性というか、本来の臆病なところが出てしまうのかもしれない。

半世紀以上も生きてきて、本当の自分はこんなにも臆病で、今まで虚勢を張って生きてきたという事実を初めて突きつけられているような気分だ。
それでますます、自分という者が何者なのかが分からなくなってしまった。

また来週、相談支援の担当者さんとの面談と、ハローワークの担当者さんと求人への応募の相談で、色々と話しをしなくてはならない。
またあのおどおどとした自分の姿を晒すのかと考えると、惨めで情けない気分になってしまう。

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