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片づけられない、捨てられない。

物欲が抑えられない。
レコード、CD、本、靴、帽子、Tシャツ、ガジェットなどなど。
物欲というより、所有欲なのかもしれない。

もうここ10年・20年くらいネットショッピングばかり。お店へ買いに行くことは年に数回しかなくなってしまった。
店員さんに声をかけられるのがとても苦手。だがいざ買おうと思った時には近くに店員さんはいない。お目当ての商品の前でソワソワしながら店員さんを探すのだが、なかなか声をかけられない。タイミングがわからないのだ。そんなことが嫌で、お店から足が遠のいてしまう。

貯金をするという概念がないため、あるだけお金を使ってしまう。
なので、引っ越しなどまとまったお金が必要な時にはとても困ってしまう。

そんなこんなで、部屋の中には今日も通販で買ったものが増えていく。いつ聴くかわからないレコードが積み重なり、いつ着るかわからない服が床の上に溜まっていく。梱包されてきた段ボールが山積みになり、崩れ落ちそうになっている。段ボールの回収が月に1回だけなので、その日に出せなかったら翌月まで捨てられず、また増えるばかりで、どんどん散らかっていく。

整理整頓ができなく、とりあえずそこら辺に置いておくので、部屋がどんどん散らかっていく。どうにも足の踏み場がなくなってくると、片付けなくてはと思い、思い腰を上げて片付け始めるのだが、結局収納しきれないものを部屋の隅に積み重ねるだけで、きれいに片付くことなはい。

それでも、実家で暮らしている時には何とかなっていた。まだネットショッピングもなかった時代。物を買いまくることもなかったし、家族の目があれば、とっ散らかる前に、とりあえずは部屋を片付けられていた。

一人暮らしになると、リミッターが外れたかのように、物が増えて行った。ちょうど、仕事でのストレスもあり物を買う事がストレス解消になってしまっていた。
それでも介護職なので、収入は同年代に比べればはるかに低い。しかし、独身であり、その頃は母もまだ働いていたので、仕送りといってもたかが数万円。生活費を除けばあとは全部自分の自由になる。そのように浪費癖が加速していった。

そこから、2度引っ越しをしたので、その機会に断捨離をしたのだが、それでもまだかなりの物が捨てられずに残った。Amazonなどの梱包用の段ボールなどは捨てるのだが、商品の外箱なんかは捨てられない。引っ越しの時は、その箱に入れれば良いし、売ったりする時にもプラスになる。なんて考えるから、尚更部屋のスペースを圧迫する。

6畳二間のぼくの部屋の1室は、服やレコードなどをしまって置く部屋にしているのだが、先日、Tシャツやジャケットなどを吊るしていた、突っ張りハンガーラックが、耐荷重オーバーで倒れてしまったのだが、その部屋にはクーラーがないため、涼しくなるまで、そのまま放置して置くことにした…。

何でもとりあえず取っておくため、押入れの中には使わなくなったものや、商品の外箱で溢れている。
発達障害と診断されて、その特徴を調べたら、案の定、「ASDやADHDの人は片付けが苦手」とか「ADHDの人はその『衝動性』から金銭管理が難しく、使い過ぎてしまう」などと、やっぱりかと納得させられてしまった。

社会福祉協議会では、そのような人のために金銭管理をサポートしてくれるサービスがあるそうだが、その相談に希望者が殺到しているようで9ヶ月待ちとのこと。
一応、申請はしてあるので秋頃には順番が回ってくるそうだが、その頃には雇用保険の受給期間が終わってしまうので、そもそもそれまでの収入があるうちに、きちんと貯金をして、再就職できなかった時のために蓄えをしておきたいという目的が果たせないので、サポートしてもらう必要がなくなってしまう。

つくづく、自分のポンコツっぷりに嫌気がさしてくる。自分の物欲・衝動性をコントロールできる、自制心が欲しい。

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