ロックギターの開発者はギターが弾けなかった

3月21日は偉大な発明家レオ・フェンダーの命日。音楽好きな人ならフェンダーのギターを知らない人はいないだろう。ぼくはフェンダーのギターは一本も買わなかったけど、パイオニアとしてリスペクトしている

意外なことにレオはギターを全く弾けなかったそうな。子供の頃から機械いじりが趣味だったレオにとってエレキギターは楽器というより機械だったのだろう。にも関わらず、最初からエレキギターとアンプの完成形を作ってしまったのだから天才としか言いようがない

フェンダーの愛用者といえばジミ・ヘンドリックスやエリック・クラプトンが有名だけど、ぼくにとってのミスターフェンダーはカート・コバーンだ。ぼくは10代の頃、カートを神のように崇拝していた。後ろでドラムを叩いているのは今や世界的なロックバンドとなったFoo Fighersのフロントマン、デイヴ・グロールだ

物事の理解の仕方には二種類ある。それは「ロマン的理解」と「古典的理解」だ。例えば、ギターを弾くことはロマン的であると言えるが、ギターを作ることは古典的だ。ブログを書く作業は文系的だけど、PCを組み立てたりシステムを構築するのは完全に理系の世界だ

ぼくたちがネット上でこういう表現活動ができるのは理系の人達の頭脳と古典的なシステムのおかげ。突き詰めていけば科学と芸術は同じものであると言えるのかもしれない。

『世界中のミュージシャンにしてあげられることは全部やりきったよ。』レオ・フェンダー

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