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vol.3 だれにとどいてほしいか

ワークショップは複数の人に届けることが多いのでこういう子がいたら〜と色んなパターンを詰め込みがちです。

それだけ自由度が高いということなのですが、相手にとっての存在感はだんだんと薄れて行きます。

企画はサプライズ・わくわくを届ける場の設計なので僕は企画をする際「だれかひとり」を想定してつくります。「この子だけには確実に刺さる、届ける」と内容を集中させます。

誕生日のサプライズってその人ならではの企画を入れるのですごくトガったものになりますよね。それと同じで、「だれかひとり」の時間をどうやってわくわくにしていくかということに集中することで短い時間でも企画の軸がぶれなくなります。(なのでこんな子たち〜とかじゃなくて、バイネームで。)

だれを想定するかは難しい問題ですが、最も仲のいいだれか・近しいだれかをイメージしてみましょう。企画でわくわくしてほしい!という気持ちになれる人がオススメです。

ちなみにそんなことしたらたくさんの人に届かなくなる!って不安になると思うんですが、ワークショップの価値は

たくさんの人に届く < ひとりひとりに深く届く

です。たくさんの人に届けるところからスタートすると企画がぼんやりして価値自体が失われます。そのひとりの人生に届かないとやる意味がない、ぐらいの気持ちで考えます。(ちなみに余談ですが会議で企画決めるとだいたいぼんやりします苦笑)

軸を決めきったらそれをどのようにみんなに広げていくか、ファシリテーションするかデザインしていきます。トライアルとして実施できる機会があるのであればそこからひろげ方を改善することもあるでしょう。価値がしっかりしていれば、あとは届け方の工夫です。まずはしっかり近くのだれかをイメージして、企画してみると見えてくるかもしれません。

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