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vol.7 ひとりひとり違うアウトプット②

わくわくするものづくりワークショップの企画を立てていく上で大事にしている5つのルール、ひとつめ「ひとりひとり違うアウトプット」について続きです。

1. ひとりひとり違うアウトプット
2. 完成しない
3. 誰かのために
4. 可能性を広げるテクノロジー
5. 参加者が主役、でもその周りの人まで含めてワークショップ

前回は「勇気: 新しいことを始める勇気を後押し」についてでした。今回は「愛着」です。

ひとりひとり違うものをつくってもらうことを企画する際に、大事にしているのが、「それをつくって愛着が湧くか」ということです。

少なくとも自分でつくっているのでもちろん愛着がわかない筈ないのですが、例えばその子が好きなロボットのようなものがつくれたり、格好いい音が出たり、そのキャラクターやプログラムをなんども他でも使いたくなるような仕掛けやお子さんそれぞれに合わせた「かっこいい・かわいい・好き」を醸成できると、その時間を使っての体験がずっと続いて「経験・思い出」になっていきます。

「あの時自分が思い描く理想の○○をつくったんだよな。」

ということがその後の人生を変えていけるじゃないかと本気で思って企画を設計してます。そのために

①ひとりひとりのわくわくに合わせられる自由度
②子ども目線での「かっこいい・かわいい・好き」の幅をあらかじめ用意しておく

ワークショップの制約などもあると思いますが、子どもたちにとって「自分たちが本当に欲しいもの」を見つけて提供してあげることは子どもたちの人生をよりHappyにしていくために大事なことです。意外と大人が考える子どもたちが欲しいものと本人たちのハマるポイントは違ったりするので、アイデアが湧いたら周りのお子さんに聞いてみたり、実際にデザインをこだわってみたりすると良いかもです。特に教育業界はあまりおもちゃのようなデザインをせずに真面目路線で進めていることも多く、もったいないなーと思うことが結構あるので、ぜひみんなおもちゃ屋さんで提供できるか、という目線で考えてみるといい仕上がりになるかもしれません。

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