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ブランド生命論: システム生命論とオートポエイシスを通じたブランディングの探求とその方法論の提案 -芝哲也-



趣旨


この論文は、ブランディングのプロセスをシステム生命論とオートポエイシスの視点から探求します。ブランディングは企業や製品のイメージを形成し、顧客との信頼関係を築く重要なプロセスであり、「企業の価値そのもの」を表現するものとされています。システム生命論のアプローチを取り入れることで、企業は自己組織化と自己再生のプロセスを通じてブランドパーソナリティを獲得する可能性があります。さらに、オートポエイシスの概念は、企業が持続可能な成長と市場での競争力を保持するための新しいブランディングのフレームワークを提供する可能性があります。カナダのバンクーバーフィルムスクールで開発され、著者が実務の中で改良した「ブランディングエクササイズ」は企業のビジョンやミッションを明確化し、ブランドアイデンティティとブランドパーソナリティを強化する手法です。この論文は、システム生命論とオートポエイシスを通じてブランディングの新しい観点を提供し、企業は経済を回すための「社会の公器」という一般的な捉え方から、生命としてとらえ直すことにより、企業のブランド価値と市場での競争力を向上させる可能性について議論します。


執筆年:2023 著者:芝哲也

キーワード


ブランディング、システム生命論、オートポエイシス、ブランドパーソナリティ、ブランディングエクササイズ

論文


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