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「脱」単語帳偏重学習法①(東京外大英語科卒の勉強法)

こんにちは。
東京外国語大学英語科卒のTatsuです。
前回の記事を掘り下げる形で、僕の考える英語学習(習得)について話したいと思います。

↓前回の記事はこちらから↓
(前回の記事読んでなくても読み進められるように構成してますので安心してください。)


「脱」単語帳偏重学習法①
-単語帳偏重学習法の問題点-

この連載では、英単語の“覚え方”について話していきます。今回は、その第一弾!

前回の記事では、日本の英語教育の問題点として、単語帳偏重の学習法を挙げました。

単語帳偏重の学習法の何が問題なのか。掘り下げていきます。(単語帳を全否定する意図はなく、あくまで単語帳偏重の学習法に問題意識を持っています。)

まず、日本語を介在させた英語処理の癖がつくことが問題だと考えます。僕の感覚的には、表現したいものがある時に英語が自然に出てくる状態が理想的だと考えるからです。(この点については、前回の記事で話しました。)

次に、単語帳ばかり眺めていても、単語を立体的に理解することが困難だからです。特に動詞は、奥が深いです。英単語を覚える際に、実際の英文の中で単語の奥行きや、幅を知り、立体的に単語を理解することが大切です。ここでいう、奥行きとは、その単語の強弱、ポジティブ/ネガティヴさ、幅とは、文脈や場面などを指します。何度も生の英文の中で単語と出会うことで、そうした立体的なイメージが鮮明になっていきます。その感性は、自ら築きあげるものです。単語帳でしか英単語を勉強しない人は非常に平面的で淡白な理解しか得られず、正しくその単語を扱えないでしょう。

単語帳を何周しても、立体的な理解の域には到達しないと思います。英単語の立体的な理解ができるようになれば、「これがいいたい!」と思った時に自然に英語が出てくるようになると思います。

以上から分かるように一つの単語を理解するのにはすごく時間がかかります。そして、急がば回れではありませんが、言語学習は時間がかかるものなのです。英単語学習は、クイズ大会ではないのです。

日本の英語教育にとり、かなり革命的な話に聞こえるかもしれません。そして、小出しに話しているので、全体像が見えにくいと思いますが、「脱」単語帳偏重の具体的な学習法についても今後話していく予定です。そして、この連載は、どのレベルの方にとっても参考にしていただけるものだと思います。次回以降も乞うご期待!

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