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あらためて、アフターキャリコンラボ(ACCラボ)へのいざない

キャリアコンサルタントの養成講座を担当しています。ちょうど昨日、直近の卒業生との呑み会でした。皆、明日の発表日を前に心にさざ波は立てながら、楽しく吞みました。いろいろとサプライズもいただいて、本当に感謝しかありません。
また、久しぶりにキャリアアドバイザー協議会のスーパーピジョンにも参加しました。そこでは、5年振り以上でしょうか。今回は昨年末に出た厚生労働省の「キャリアコンサルタント登録制度等に関する検討会報告書」を丁寧に扱いました。
2014年に設定したキャリアコンサルタント10万人計画は目標の2024年度末を待たずに達成をしたと厚生労働省は宣言しました。そして、これからは量から質への転換だという意思も明確に伝わってきます。ただ、この10万人というのは、現在の登録キャリアコンサルタントの人数とは異なります。その人数は、この報告書発行時点で65,879人であり、実に大きな開きがあります。この差は、試験には合格したけど登録をしなかった人(たぶんこちらはほとんどいないのでは)、登録はしたけど5年後の更新を見送った人によるものと想像できます。この数字はとても寂しく感じるものがあります。報告書では、養成講座の品質にも厳しい指摘がありますが、それなりの受講料を支払い、多大な時間を費やして、誰しもが決意した上で受講したはずです。それには、何らかの個人的な思いと、資格への期待感もあったはずです。資格を取得して数年で、その思いが薄れ、継続して学びつづけることをやめてしまうことが何よりも寂しいです。
確かに資格を維持しなくても、学んだことは十分に活かせます。ですから、更新をしない人については、それは一つの選択肢だと思います。高いコストを負担して更新講習など受けなくても学び続けることはできます。なので更新をしないことは主たる問題ではありません。問題は、おそらく学び続けることさえ、やめてしまっている人が相当数いるんじゃないかと感じることです。あの熱心に学んだ日々が、夏の日の思い出のようになってしまっているというパターンです。
私達の社会は、人と人とのコミュニケーションによって成り立っています。これがうまくいかないことによって、世界の各地で戦争が起こっています。職場でも学校でも、いざこざや孤立化、不必要な高ストレス状態等に直面している人がたくさんいます。キャリアコンサルタントは、広い意味でのコミュニケーションのプロフェッショナルでありたいと思いますし、そうあれる力を学んでいるはずです。そして、それができれば、貢献できる場所は、無限にあるはずです。
ですから、せめて養成講座で学び試験に情熱をかけたことを忘れないようにと、少しでもいいから学び続けるきっかけを提供できるようにと思い、数年前に私が参画している一般社団経営学習研究所の中で、アフター・キャリコン・ラボ(ACC)というのを立ち上げました。なかなか時間的パワーがかけられず、活動は正直いって停滞しています。この4月からはパワーアップするぞと思っていたのですが、想定外のことがいくつか起こり、その時間がとれていません。連休で少し、体制を作り直したいと思います。さぼりぐせの強い自分の逃げ場をなくすため、また新規会員の募集をしたいと思います。
基本的に、対象は私が直接知っている方、もしくは直接知っている方と親しい方に限っています。責任をとれるほどの活動量が担保できる自信がないのが理由です。参加資格は、キャリコン資格の有無は問わず、キャリコンの勉強をしたすべての人です。もちろん参加費などはとりません。
活動としては、➀細々とFacebookグループで情報提供をさせていただくこと(Facebookを使っていない方にタイムリーに連絡ができていないが1つの課題です。思いついたように稀にメールは送っていますが…)、➁月に1度オンラインでのロープレ会の場を提供すること、➂不定期で学びの場を提供すること、くらいです。これからは➂を充実させたいなと思っています。お友達の皆さんに協力をお願いしていきますので、よろしくお願いします。また、何かアウトプットをしたいと思っている皆さんのアウトプットの場としても活用いただければと思います。
ということで、このNOTEの記事を引用したフェイスブックの投稿に、エントリーフォームの案内をしますので、もしもよろしければご参加ください。そして、是非ともベテランの皆様にもご参加いただけると嬉しいです。学びの継承をすることは、大げさではなく日本の国力を高めるために絶対に貢献できることだと思っています。1人でも多くの人が学び続ける意義を感じ、学び続ける楽しさを感じられることが、ほんとうに大切だと思っています。

立ち上げた際のnoteです。ご参考までに。2021年10月ですね。結構、前なんだ。全然、前進できていないなぁ。


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