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ACC Lab. 第4回レポートです!!!!!!!

こちらで立ち上げをリリースしましたアフター・キャリコン・ラボの第4回の企画について、参加者の有志の方が素敵なレポートを作成してくださりましたのでご案内します。今は、直接つながっている方のみの半ばクローズドな会としていますが、いずれ体制ができたら、もっと多くの人とつながりたいと思います。そうなったら、また柴田さんにはお話して欲しいなぁと思いました。そんな素敵な時間でした。

【3月14日 第4回ACCラボ レポート】

2022年3月14日、第4回アフター・キャリコン・ラボのイベントで登壇した柴田朋子さん。GCDFでキャリアコンサルタントの資格を2008年に取得し、2013年に独立したフリーのキャリアコンサルタントです。
「資格を取得したけど活かす場がない」「独立して食べていくのは大変なのでは」と思われているキャリコン資格保有者も多い中、「実際のところはどうなの?!」というぶっちゃけ話を根掘り葉掘りお伺いしました。

まずは柴田さんが独立する際に考えていた「キャリアコンサルタントを分解してみる」というチャートのご紹介です。
心理学やファイナンシャルプラニングといった「知識の森」、聴く力、言語化する力といった「ことばスキルの森」、問題解決やチームワーキングといった「ビジネススキルの森」、俯瞰する力、リフレーミング力といった「メタスキルの森」、そして特定の業界・職種の経験、ライフイベントといった「オリジナルの林」。

「独立して食べていくのは大変なのでは」と思われている多くの方は、キャリコンの知識・聴く力だけで何とかしようとしており、それだけでは「売れない」、じゃあ自分をどう活かしていくか?
独立した当初は仕事が1件も決まっていなかったとおっしゃっていた柴田さんですが、世の中のニーズと自分ができること、上記の「分解してみる」の内容を意識し、どういう場で活かしていくか?は独立前から常々考えていて、種まき活動もされていたそうです。

自己紹介も兼ねたこれらのお話を伺ったあと、参加者3~4名ずつに分かれてブレイクアウトルームでの交流があり、ここまでの感想を共有したり、改めて柴田さんに質問したい内容を洗い出したりしました。

後半は、参加者から柴田さんへの質問タイム、どんどん深堀します。

―どうやって仕事を取ってきたのでしょうか?
これまでの経歴(市役所に13年勤務)を踏まえ、強みがあるフィールドは公務員。研修をやらせて欲しいと人事に売り込んだことがきっかけで、その後は公務員仲間から口コミで広がりました。

―どのように営業していますか?
営業は苦手なのでやりません。ブログやNoteで餌を撒く活動をしています。

―会社員が独立する上でネックになるのはどういう部分でしょうか?
お金をもらうことに対して罪悪感を持つ人が多いです。自分がいくら、というのは自由です。お客さんは、高いと思えば払わないだけです!

―独立して行き詰ったことや悩んだことはありますか?
大手からお仕事をもらえたら経歴に書けるかな?と思い、研修を引き受けたことがあります。そこから言われるとおりに研修をやってほしいというオーダーで、やっていても楽しくない、ストレスが溜まるだけ、振り返っても、下心で引き受けてしまったのだと気づきました。弱気になって何かするとロクなことがないですね。

―ご自身のプロデュースがとても上手なのですが、それはリクルート時代の経歴が生きているのでしょうか?
リクルートでは「あなたはどう思う?」を問われ続け、比較され続けた環境でした。私は営業はしたくないしできない、電話かけもできません!嫌なことやらなくて済むためにどうするか?相手から見つけてもらうしかない!ブログをとにかくたくさん書くことで目に留まる可能性が増えるのでは、とひたすら書きました。相談者も、いきなり知らない人に悩み相談はしづらいけれど、ブログを見ているうちに「この人に相談してもいいかも」と判断する材料になればと思っていました。数打つとたまにはバズることもありますし、一生懸命告知をしても全然見てもらえてなかった、ということもありました。

他ではなかなか教えてもらえないようなことを、ありのままにお話しくださる柴田さん。参加者からの質問も尽きませんが、あっという間にお時間に。お話を伺って感じたことが3点あります。

1点目は、常に「問い」を立てて考えていること。
自分の強みは何か、自分をどうやって売っていくか、何が好きなのか嫌いなのか、世の中のニーズは何か、現状を打破するために「問い」を立て、表面的な解で終わらせずに本質を考えるサイクルが柴田さんが独立してもやっていけてる理由だと思います。この表面的で終わらせないというところは、キャリアカウンセリングでの問題把握にも通ずるなと感じました。

2点目は、なんといっても行動力!
独立する決断をするところもそうですが、独立直後、まだ具体的な仕事が決まっていない中で大学院に通ったり、社会人向けビジネスプログラムを受講したり、公務員時代に人事部に「研修をさせて欲しい」と突撃したり、、、
ご本人としては「リスクは取っていない」とおっしゃっていたものの、行動するにはパワーが必要です。そのバイタリティには圧倒されました!行動するコツは「人に言うこと(発信)」だそうです。なるほど!

そして3点目、とてもポジティブ!
人事部に研修の売り込みをした際も「断られて自分も相手も困ることはない、失うものはない」。SNSで炎上するのは怖いのでは?と参加者は危惧するも「思った以上に見てない!あんなに発信してるのに見てない!」。あれ?周りを気にしすぎて動けなくなっているのかもしれないな、もっと思い切ってやっていいんだな、と思いながら聞いていました。

もちろん、資格を取って終わりではなくたゆまぬ努力を続けているからこそ、その場限りではなくいろいろな人とのつながりを大事にしているからこそ、柴田さんは「独立後も食べて行ける」のです。そして自分が好きなこと、得意なことを武器に、ありのままの自分でいることが、働き続けていくための大事な要素なのだなと思いました。

柴田さん、貴重なお話をいただき、ありがとうございました。

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ついでに雑ですが私の振り返りです。さあ、またどんどん企画やります。


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