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CameraRaw12.2(Lightroom9.2・他)リリース!新しくなった『ISO別(依存)初期設定』機能の使い方

前回はリニューアルされた初期設定機能の基本的な操作方法に関して書きました。
ACR12.2(Lightroom Classic 9.2)では、ユーザーの要望も多く、RAW調整のスタート時のデフォルトセッティングについて改善が行われました。
変更は大きく3つ。
1. デフォルトの設定がAdobe初期設定からカメラ設定に
2. 初期設定作成の方法の変更
3. ISO別(依存)の初期設定の作成
です。
1.2.は前回書きましたので、興味のある方はそちらをどうぞ。

CameraRaw12.2(Lightroom 9.2・他)リリース!新しくなった初期設定機能!

3. ISO別(依存)の初期設定の作成

ちょっと面白い?新機能がつきました。おそらくはユーザーリクエストの多かった、一つのプリセットで『ISO毎にノイズ処理を設定する』初期設定を作成することが出来るようになりました。一つのプリセットでISO感度ごとにノイズ処理の数値をデフォルトで変える仕組みです。
Adobeのサイトをご覧ください。

Adobeのサイト

僕の方では分かる範囲で、手動による『カスタマイズ作成方法』の詳細を解説します。
1.必要最低限(ノイズ系や一部シャープ系以外)のベースになる初期設定プリセットを作ります。
2. Settingフォルダから作成した.xmpファイルをテキストエディタなどで開きます。
3.ISO毎に調整したい項目と調整値を追加します。

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例えば、
ISO400までは、『輝度ノイズ10、色の滑らかさ10』
ISO1600から『輝度ノイズ20、色の滑らかさ20』
ISO3200から『輝度ノイズ30、色の滑らかさ30、テクスチャ10』
などの設定を行えます。

追記コードのテキストも添付します。興味のある方、詳しく知りたい方は是非ご購読下さいませ。

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