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他愛ない日常の記述

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日ごろ思ったことをそのまま書こうと思います。
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2023年をふりかえる

ふりかえりをオープンに書いたことはなかったけど、他の人のアウトプットをみて書きたくなった。 同時代的な感覚を大切にしたい。新しい年の目的意識を獲得したい。そんな魂胆でX(旧Twitter)の投稿と共に並べる、ごく個人的なふりかえりです。 1月ひさしぶりにマネージャーに戻ったが、勝手の違いを感じた1年だった。この時点で思っていたことと変わりなかった。 ネガティヴケイパビリティの必要。仲のいいだけの馴れ合いはやめよう。プロ同士、誠実に打ち合おう。 2月真面目に悩む人もいれ

線形の平日を超えて、私は2日連続でたこやきを食べる

他愛ない言葉を続けたい。どれだけ他愛ない言葉だろうと、人はそれに反応できる。無言のうしろで楽しんでくれてるかもしれない。あるいは呆れたり怒っているかもしれない。あたまのどこかで理解を求めながら。 金曜日はおよそ2ヶ月ぶりに、会社に出社した。保育園への送りから迎えまでの7時間。移動と昼を除けば、たったの4.5時間。すっかり慣れた在宅8-10時間の勤務を考えると、あまりに少ない。 そこにあったのは他愛ない無駄だった。わずかな時間の中の、とても豊かな無駄だ。通勤電車の車窓も、同

在宅with kids地獄からの奪還

しばらく書くことから離れてしまった。在宅地獄で、“書けないことに近づいた”という方が近い。なんのこっちゃ。 なんにせよ、お久しぶりです。少しだけ落ち着いたので、この間の地獄について振り返ります。よかったら、暇つぶしに読んでいってくださいね。 在宅が天国なら、在宅 with kidsは地獄。この2ヶ月は、どうも地獄の中にいたようです。地獄と言えるものかどうか、それは読みながら捉えてみてください。 状況にいざ呑み込まれたら、その状況が正しいか間違いかどうかは分からない。なに

コミュニケーション頻度が減り、まとまりない下書きが貯まる

在宅リモートでコミュニケーションの機会が大幅に減った。更に最近、少しずつ出社する機会が増え、ひさびさに人と会って対面でのコミュニケーションを実感する。人と会わないなら会わないで、リモートに慣れたような感覚もある。 先日、高校生のランチ時にひとりでいる率、みたいな統計をみた。男女差が大きく出るらしい。僕はひとりのほうが気楽だったので、ひとりで食べていた。人といるのが嫌いというわけでもない。リモートでも、誰かといたい人、ひとりでも大丈夫な人などいそう。 リモートで慣れると、見

伝統も新興も関係なく

愛知でダラダラと年末年始を過ごしている。 きのうは奥さんの身内で集まり、岐阜の神社まで初詣に出かけた。2歳7ヶ月の娘は、歳の近い従兄妹たちと遊んでもらって終始ゴキゲンさん。 駐車場から神社まで、岐阜城の下町を15分程かけて歩く。トタン屋根ときれいな建て売りが、区画に沿って並んでいる。地方の風情というのか。わざとらしい文化より、勝手に染み付いた錆や廃れが好きだなぁ。 初詣もわりと新しい文化らしい。七五三も成人式も。お年玉の相場は高度成長を遂げたあとが基準なんだと。そうこう

日常:2019/10/14 缶チューハイと落ち葉

炭酸水ペット3本、氷結レモンチューハイ2缶 3連休で買った飲料だ。チューハイは普段飲まない。これまで2缶も買ったことはない。そのくせ、一気飲みはせず、2回に分けて飲み干した。 身体の求めるものはバロメーターとして察知できる。僕がカレーを求めるときは風邪っぽい。マクドナルドは面倒くさいとき。アーモンドは気分のハリがないとき。これは人それぞれだろう。 100円の缶チューハイに、何を求めたんだろう。スッとしたかったのか、ビタミンCを欲していたのか、安かったからか、あるいは何で

日常:2019/9/26 プラットフォーム

朝のプラットフォームにいる。人波は集い、人束となって改札を抜け、また各々の持ち場に散らばっていく。 東京に向かう空から、めまいするほどの入射光。間延びしてなお存在感のあるシルエットが、コンクリの地を這ってどこかに消える。 ここ2年、毎週の出張だった。新幹線か飛行機で移動した。駅では動き出すまでの数分間を味わう。人間観察と、いつも通りいらん思索に耽る。もう、同じルートを通ることもなくなる。 早朝5時は肌寒くて、今季も不精者の衣替えが追いついていない。おまけに、ノドの不調も

日常:2019/8/27 “ちょっと”骨折して難しくなった【ちょっとの普通】(ちょっと、ちょっとちょっと)

右腕を骨折してしまいました。買い物に出かける自転車から転倒し、右手から着地した際に負傷したようです。 ようです、ってなんだか他人事のようだけど、あまりにも実感がなかったのです。 「肘が痛いな」 「腕がまだ上がらないな」 ぐらいの感覚で、時間が経てば治ると思いつつ月曜日を過ごしていました。鈍痛はあるものの、指は問題なく動くためパソコン作業には支障なく、なんとか1日は過ごしました。が、翌日の朝になっても肘の痛みはひかず、あえなく近所の整形外科に。 整形外科ではレントゲンを

思いきってカメラを乗り換えた

先日富士フイルムのミラーレスカメラが届いた。かれこれ6年使っている愛機のキャノンからの乗り換えになる。長かったので、乗り換えを決断するまで時間がかかった。 キャノンへの不満は少なかった。6年使ったんだもの。ハッキリ不満があったのはAFの遅さぐらい。 シチュエーションの異なるカットでも、それなりに見応えあるよう処理してくれる。ここ数年はシャッター速度や絞り値までコントロールすることもなく、ほぼオートに任せていた。初心者に良い、と言われる機能に甘えてたんだと思う。 明るい色

+5

2019/8/14 Fujifilm X-T30 試し撮り

好きにしているだけ

最近ひさびさにお弁当を作っている。以前共働きしていた頃から3年ぶり、これで3週目。出張時以外は、なんとなく毎日継続している。 昨晩は常備菜を、煮卵、ピクルス、きゅうりとコーンとハムのサラダ、味噌汁のタネを用意した。この季節は日保ちしてアッサリしたものが良さげ。弁当にも夕飯にも使って、平日中を少し楽に過ごせるかもしれない。 こんな感じだけど、ひとり暮らしの頃は、弁当なんてろくに作らなかった。来る日も来る日もコンビニ飯やカップ麺ばかり。ランチは買ってきたり、外食に出かけた。

日常:2019/7/29 邪念渦巻く深夜1kmは入眠への近道

夜風が気持ちいい、深夜1時。近所を散歩しながら書いている。 20時頃まで働き、帰宅した21時から0時まで、合間に家事をしながら体感30分程度で終わる。深夜番組でも観たいもんだけど、家事と合間にダラダラしてその余力もなくなる。 子どもの成長が著しい時期、夜帰っても全力で遊ぼうとしてくる。お風呂と寝かしつけだけで、なかなか疲弊する。子は自分から寝てくれて、夜泣きもないので助けられている。これからもっと活発になるんだろう。大人たちの苦労を見ていると、到底及ばないなと思う。できな

このスピードを保っていたい

自転車は気持ちいい 自転車(写真の白いやつ)が壊れてしまい、最近、買い替えた。ガチのロードレーサーではなく、数万の似たような、安かろう悪かろうなチャリです。少々、心もとない装備です。 なんにせよ、自転車は気持ちいい。こいだぶん、応えてくれる。ペダルを踏めば、グングンと走りだす。 街中よりも、河原のサイクリングコースや自転車専用道路。安全で見晴らしもよく傾斜も少ない場所、走りやすい環境であればあるほど気持ちいい。視界の両端に街の景色が流れていく。そろそろ日中は暑いので、夜が

そこにいたはずの自分を探して

親バカが過ぎる程度に、娘を撮っている。 いつか嫌がられる… なんて口で言いつつ、信じたくない。別にいいや。 撮るにつれ、誰かを重ねた。 実家のアルバムを漁ると、30年前の子がいた。 娘と並べた。 瓜二つ、でも同じじゃない。 過日、別の写真にあった遊園地に来た。 約30年ぶりだった。 なのに「懐かしい」感覚はなかった。 当時の記憶は断片にも満たない。 細かく砕け、薄く均された砂粒のように掴めない。 案内板も、パンダの乗り物も、スワンボートも、 確かに写り込んで