自己紹介と略歴

令和5年(2023年)3月12日作成

氏名 辻健司(つじけんじ)

学歴

2011/3-2015/9 早稲田大学政治経済学部政治学科
2013/9-2014/9 University of Washington, Seattle 留学
2015/9-2019/3 早稲田大学大学院政治学研究科 政治学専攻 修士課程
2020/4-2023/3 放送大学教養学部選科履修生
2023/3-    明治大学大学院法学研究科 民事法学専攻 博士後期課程

興味関心


 近代日本の立憲君主制に興味があり、
 とくに、天皇と憲法の関係、天皇と議会の関係に興味があります。
 ただ、その狭い関心だけにとらわれぬよう、政治学全般、日本政治史ないし日本政治思想史、西洋政治史なども幅広く勉強しております。

研究内容


(1)修士及び博士の内容
 修士では井上毅を扱い、井上がイギリスの憲政について、どのように考えていたのかを、井上が参照ないし本人が翻訳したフランス語文献を通して論じました。扱ったものの一つが、梧院文庫に写本が残る『バジュホー氏英国憲法論』で、この本は大森鍾一が翻訳し、陸羯南が校正したもので、厳密には井上本人が訳したものではないですが、大森が翻訳に際して参照した文献(モーリス・ブロックが編纂した『政治総合辞典』など)は、井上が「座右の書」としていたものであることと、井上が読んだ時期を考慮しても十分参照するに値すると判断し、英語とフランス語、大森の訳文との比較対照なども行いました。

 ただ、もともと研究者志望であったため不完全燃焼であることが否めず、修士修了後、4年間民間企業で勤務したのち、大学に戻りました。
企業にいた間に、放送大学教養学部に選科履修生*として在籍し、会社で働きながら修論の修正と研究計画の作成を進めておりました。民間企業に居た時にどのように院試を準備したかについては、改めて記事を書きたいと思います。
*放送大学の学生の種類は、学位取得を目的とした正規の「全科履修生」と、取得を目的とせず受講のみ可能な「選科履修生」(1年間在籍)と「科目履修生」(半年間在籍)の3種類が存在します。この中で、1年間在籍の選科履修生として計3年分在籍していました。

 博士後期課程では、法制史の観点より、明治16年までを扱った修士よりも対象とする時代を拡大し、内閣制度創設(明治18年)や憲法制定(明治23年)の時期まで射程にいれた議論をしたいと考えております。

(2)個人研究 「辻勝関係文書(仮)」の目録並びに解題作成
 陸上幕僚幹部や東部方面隊統監部などに所属した元自衛官で、退官後自民党埼玉県連防衛支部支部長、埼玉県朝霞市市議会議員などを務めた私の祖父辻勝の遺品の中に、自衛官や議員時代の史料が残っており、これを何らかの形で公開できないかと考えております。現在メインの研究の合間を見つけて、目録(できれば解題も)作成を進めております。
 この文書について個別の質問には公開準備ができるまでお答えできません。公文書館などで広く公開できればと考えております。


以上、簡単な自己紹介となります。