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アサム (タマリンド)

Asam
Tamarindus indica

マメ科 タマリンド属
バリ語 : celagi
英語  : Tamarind
日本語 :  タマリンド、チョウセンマダモ
別名  :  Asam Jawa 

熱帯アフリカ原産の常緑高木で、インド、アジアの熱帯地方に広まったとされる。高さ20〜25m、葉の長さは7〜15cm、マメ科植物独特の羽状複葉。茶色い鞘に入っている黒褐色で、酸味の強い果肉を食料とする。
冷 性

利用部分
葉   熱、リウマチ、黄疸、不眠症
実   便秘、熱、口内炎、食欲不振、つわり、喉の渇き
    咳、喘息
花   咳、肺炎、リウマチ、打ち身 
樹皮  口内炎、熱、哦息、疝痛

作用 
解熱作用 
鎮痛作用
食欲増進作用
鎮咳作用
アストリンゼント 
抗菌作用


タイに行った友達からタマリンドのお土産をもらった。普通アサム(酸っぱい)という名前のとおり、タマリンドは酸っぱいものだが、タイ産のものは酸っぱくなかった。

タマリンドは生でそのまま食べるより、料理に使うことが多い。クエン酸を含むので、酸味料として使われる。また、ジャムゥの材料として飲み物に加工される。バリでは熟した果肉の種をとって加工したペーストをルナックと呼び、これを料理やルジャックに使う。葉もまた煮物に加えられたりする。

月経困難症や体臭などの悩みには、ウコンとタマリンドを使った飲み物クニットアサムが有名。古くからジャワに伝わる健康法だそうで、飲むと生理が軽くなり早く終わる。

また、アサムの果肉を煮出してお茶にして飲む事もできる。アサムというパックのジュースも売られているので、試してみよう。葉のお茶はマラリアの予防になると考えられている。

インドネシアの漢方ジャムゥ ウコンとタマリンド

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