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Jessie's Bookshelf

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Jessieの心の蔵書たち。読書は心のごはんです。
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記事一覧

なぜ、人は信じてしまうのか?【横道誠氏著『あなたも狂信する』】

横道誠氏著『あなたも狂信する』(太田出版)を読みました。 ……実は実際に読み終えたのは、2…

【虐待の後遺症と向き合う】僕が欲しかったのは説明だ。

「ディストピア・ジャパン」という特集タイトルに惹かれ、初めて『世界』(岩波書店)という雑誌…

水中都市に何を夢見るか

ジブリの名作『天空の城ラピュタ』で、一瞬だけ水中都市みたいなところが映る。 あそこが、も…

発達障害の子どももいつか大人になっていく。【「自閉スペクトラム症の女の子が出会う…

サラ・ヘンドリックス著『自閉スペクトラム症の女の子が出会う世界』(河出書房新社)を読んだ。…

収容所は形を変えて生きている――『夜と霧』から読み解く虐待の話

どうも。直也です。 心理学者が見る強制収容所ヴィクトール・E・フランクル著『夜と霧 新版…

美術・芸術・絵画を楽しむとっかかりのヒント

こんにちは。Jessie -ジェシー- です。 美術をたしなむ人たちへの憧れと、立ち止まる私と。美…

現代日本は19世紀を笑えるか?

こんにちは。Jessie -ジェシー- です。 ルース・グッドマン著『ヴィクトリア朝英国人の日常生活』(原書房)という本を読みました。 読んでよかった。読書とともに過ごした数日間はすごく楽しかったです。 読もうと思ったきっかけもともとヴィクトリア朝、というか19世紀イギリスに昔から興味がありました。 最近、この興味関心に新たな側面が加わっています。 私が暮らしていた時代である可能性が高いということ。 Jessieという過去世の人間の存在を教えてくれた霊能者さんは「J

手元に置き続けたい、最高の3冊

こんにちは。Jessie -ジェシー- です。 トランクひとつの本私は本が大好きであると同時に、で…

「応援」とはそもそも何か。「応援」の流れの中の應援團【『応援の人類学』読後感想】

三高應援團が本に載った!とっても嬉しいお知らせ! 私の母校、仙台三高の應援團が取り上げら…

時代を超えて残るものに強い心で向き合うには【『職業は専業画家』読後感想】

モノトーンで迫力ある背表紙に惹かれて手に取った本。 福井安紀さんの著書『職業は専業画家』…

クリエイティブな研究者から教わる、新しい未来の可能性とは【『ネオ・ヒューマン』読…

Amazonのおすすめに出てきた本に興味を引かれ、読んでみることにしました。 それがピーター・…

災いの中で見つけたポジティブと、飲食店の本質【『シェフたちのコロナ禍』感想】

シンプルな表紙に心惹かれて手に取った井川直子さん著『シェフたちのコロナ禍』(文藝春秋)。 …

人はなぜ山に登るのか?【田部井淳子著『それでもわたしは山に登る』読後感想】

【きっかけ】疑似的登山家になるどちらかというと、私は明らかにインドア派。 登山の経験はほ…

世界を「本当の意味」で平和にするために、何を教われば良いのか【『スリー・カップス・オブ・ティー』読後感想】

衝撃の実話!アメリカ人男性が起こした奇跡のめりこむように読んだノンフィクション。 グレッグ・モーテンソンさん著『スリー・カップス・オブ・ティー』(サンクチュアリ出版)です。 最初の出会いはカフェでこの本に最初に魅かれた場所は、とあるカフェでした。 店内に「ご自由にお読みください」という感じで面陳されていたのです。 表紙のイラスト調の風景に魅かれ、手に取って読んでいました。 けれど、そこはカフェ。 この分厚い本を、わずかな滞在時間で読み切れるわけもなく。 グレッグ