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21年の答え合わせ

小さい時から星占いなど、ちょっと神秘的なものに憧れがある。なぜならそういう能力を一切持ち合わせていないからだ。

小学生くらいだっただろうか、「乙女の星占い」的な本を買ってもらい、一生懸命読んだ。私は7月生まれの蟹座なのでその部分を重点的に読んだのだが、そこにはお決まりのフレーズが…。

「蟹座は母性愛の星」

へぇ、そうなんだ。母性愛がよくわからないけど、みんなに優しいお母さんみたいな性格のことかな?と思っていた。

しかしだんだん大人になるにつれ、この「母性愛」という言葉がしっくりこなくなる。
実際私は誰にでも優しいわけではなく、むしろ冷淡だなと自分で思うこともあった。

そして星占いは朝の情報番組でいいところだけをなんとなく取り入れて暮らしていた。

話は変わるが、私はフィガロジャポンという雑誌が好きだ。パリジェンヌのお洒落な生活を知ることができたり、何よりファッションの情報が豊富。そのフィガロの毎月のホロスコープを書いていたのが石井ゆかりさんだ。(noteも書いていらっしゃるので、興味のある方は是非!)

毎年石井さんのサイトで発表される年予報を熟読し、目につくところに貼っておいたりしたものだ。

石井さんの星占いは、まるで小説のようだ。一度本を購入したが、蟹座の悲しい神話から始まり、2019年以降に起こることを非常に柔らかく物語のように解説してくれている。

この本で私は自分の蟹座の性質に初めて納得がいったのだ。

蟹は見た目通り硬い甲羅で体を覆っているのだが、中と外の顔がまるっきり違う。
自分の「身内」だと思う人に対してはとことん愛し守り抜くが、甲羅の外にいる人たちとは徹底的に戦うのだ。

こちらの説明の方が、「母性愛の塊!」と言われるより私にはしっくりくる。実際自分にもそんなところがある。

そんな石井ゆかりさんの星占いを昨年フィガロジャポンでは大特集していた。

発売は昨年の夏?だったか。偶然長年この雑誌で石井ゆかりさんを担当していた編集者の方のYouTubeライブか何かを見た。

もともと石井ゆかりさんの文章が好きだったのでずっと読みたいと思っていて、図書館でようやく借りることができた。

すでに2022年なので答え合わせとでもいおうか。
「うん、だいたいそんな感じの年だった!」とざっくり答え合わせをした笑。

相変わらず石井ゆかりさんの文章は読みやすくて美しい。時々星占いだということを忘れてしまうくらい、表現が詩的だ。

占いは好きだけど、結局占い師さんというのは「自分が言って欲しいことを言ってくれる人」、または「自分の中にもう答えがあって、それを言語化してくれる人」なんだなぁと思っている。

こんな不安な時代だからこそ、誰かに近い未来を見て安心したい気持ちは誰にでもあると思うし、そもそも信じないよという人もいるだろう。

占いはいいところだけを取り入れて、あとから答え合わせぐらいでちょうどいいのかもしれない。

【おまけ】
この雑誌に現代の「第二の名前」と言っていいSNSのIDの画数をみる!という面白いページがあった。実はわたくし、このnoteを作るにあたり自分が本来望んでいたIDじゃないものになっていたことを数ヶ月経ってから気づき変更した経緯がある。(自分が間違えてただけなんだけど、貼り付けていた記事なども全部直さなければいけないので結構大変な作業だったわけです)

以前のIDの時に色々とコメントでトラブルがあったりしていたが、本来自分が望んでいたものに変えた途端、フォロワー数が増えたり、たくさんの人に読んでもらえるようになった。

ちなみにIDを変える前は、雑誌によると「スーパーウルトラ大凶」で薄幸運(ウケる)、変えた後は「スーパーウルトラ
大吉」(独立運)になった!

ほんまかいなーと思いつつも案外影響あるんじゃね??と思っている。

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