「花束みたいな恋をした」を夫婦で見ました。

これは、
めちゃくちゃキュンキュンする映画です。
こんな気持ちもう何年ぶりだろうって
なんか、
ぼくの心の柔らかい場所を、
しめつける的な気持ちになれるいい映画でした。

もともと、
「菅田将暉が出てる映画」を
「神田正輝が出てる映画」と言い間違えて
嫁さんに伝えたため、
ハードルをめちゃくちゃ下げてしまったのも
良かったのかもしれません。

カラオケ屋に見えるカラオケに行って、
きのこ帝国の「クロノスタシス」を絹ちゃんが歌う、
そして
「クロノスタシスって知ってる？」麦にマイクを向ける。
そして、麦が「知らないって君が言う」って、
知ってるやん！って、もうねキュンキュンなんですよ。

二人で仲良くクロノスタシスの歌詞の様に
「コンビニエンスストアで350mlの缶ビール買って
君と夜の散歩」したりですよ、
チョコレートパフェを挟んで
お互いスマホで撮り合いしながらの告白。
押しボタン式の信号で、
なかなか青にならないってチューをしたり、
「こういうコミュニケーションは頻繁にしたい方です」って言ったり、

も～！
くぅ～！！キュンキュンする～！！
ですよ。

ぴったりのカップルだと思っていたけれど
それが、お互い働きはじめて
気がつけばいつの間にかすれ違っていく。

「就職するだけで何も変わんないよ」って言っていた麦の
何かが変わっていくんです。

「息抜きくらいすればいいじゃん！」って
絹ちゃんが言って

息抜きになんないんだよ！
頭に入んないんだよ！

ってすっかり変わってしまった麦が、
最悪のプロポーズをしてしまう。

今まで見えなかった、
やさ男のだった麦がはじめて見せる支配的で男性的な一面。

なんだか切ない気持ちになってしまいます。
会社員って色々ある。
そして、わかる。色んなものを変えてしまうよね。

イヤホンのLとR。
それが、麦と絹。
二人は、同じもの見ているつもりだが
実は、違うものを見ていた。

絹ちゃんは、言った
「女の子に花の名前を教わると、
男の子はその花を見るたびに一生その子を思い出しちゃう」と、
絹ちゃんは、その花の名前を教えなかった。
それは、優しさだったんだろうか。
実際の花の名前は、教えなかったけれど、
麦にとっての花は花だけじゃなく、
たくさんの美しい思い出。
それらを集めたら素敵な花束にできるくらい。
でも花束は、野に咲く花じゃない。
切り花は、いずれ枯れる。
はじまりは、終わりのはじまり。

でもね。

2020年に偶然再会した二人。

と麦と絹ちゃんはあの後はまた付き合うんじゃないかなぁ、
そうであって欲しい。でも、それはないか。
だってタイトルも「花束みたいな恋をした」って
「恋をした」って過去形で言ってますからね、
難しいですかね。

とにかく、終電を逃したくなる。
何かが始まる予感がしたくなる映画です。
オススメです。

↑カラオケ屋に見えるカラオケ屋で歌っていた「クロノスタシス」って知ってる！？の曲です。

↑主題歌もいいですね↑

でも、嫁さんは、
ナンボ性格が合ったとしても
4年も付き合ったらそら、アカンで。
そら、相手の嫌なところも目につくで。
と元も子もないことを言っておりました(笑)

なんしかカッコいい大人になろう。

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