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【初級編】本を買ってはみたが、最後まで読みきれず、自分は読書ができない人間だと諦めているあなたへ

 本を読めるようになりたいと思っているけど、いざ読み始めると活字ばかりですぐに眠たくなってしまう。結局その本は本棚に飾られ、一生開かれることはない。いつか読まなければと思うけど読む気になれない。結局、捨てるか本屋に売られてしまう。そして自分はダメな人間だと責めてしまう。それだけじゃ飽き足らず、本なんてお金がかかるし、読むのも大変だし、読めなかったらストレスになるし、いいことなんてないから二度と読まないと諦めてしまう。
これは、多くの方が通る道だと思います。もちろん私もその一人でした。

 私も以前は一冊の本を読みきるのに何日もかけていました。速読ができればもっと読めるかもと思い、パラパラめくって速読の真似事をしてみたりもしました。目次読みしたり、あとがきから読んでみたりして効率よく読む工夫もしてみましたが、時間は早くならないし、最後まで読みきることができないこともしばしば。結局どうすればいいんだろうと悩んでいました。

 そんな私ですが、あることを変えるだけで、今では毎日読書する習慣が身につきましたし、本を読んでいる時間を楽しいとさえ思えるようになりました。ちなみに私は保育園児と小学生の3人の子を育てる父で共働き夫婦。お互い仕事はフルタイムで、家にいる時間は子育てと家事を夫婦で分担しています。それでも、毎日読書をしてnoteの記事も書いています。以前の私なら考えられないのですが、あることを変えることで読書ライフを変えることができるようになったので今回はそれを紹介したいと思います。

 早速ですが、その方法というのは、読書に対する考え方を変えるという方法です。恐らく多くの人が間違っているのは、読み方ではなく読書に対する考え方だと思います。よくある間違えは「一言一句よまなければいけない」とか「最後まで読まなければいけない」とか「一冊ずつ読まなければいけない」とかではないでしょうか。私たちは、子供の時から教科書を最初から最後まで読むことを学校で教わってきました。ですので、ついついこのように読んでしまうのだと思います。学校はそれでいいのですが、読書にこの方法は当てはまりません。まずは、この読書に対する思い込みを捨ててください。

 私の考え方は、
「今の私に適切でない内容は読まない」ということと「とにかく気になった本は迷わずに購入する」ということです。
 
 1つ目に関して、「今の私に適切」かどうかの判断基準は、章のタイトルと、最初の数行の内容です。目次ではなく、ページをめくって、章のタイトルと最初の数行を読みます。その時点で面白くない、あるいはちょっとむずかしい、あるいは簡単すぎると判断すれば読みません。正確には、さらっと流し読みするイメージです。 

 もったいないと思うかもしれませんが、通常、ビジネス系や自己啓発系の本であればだいたい200ページ前後。そのうち、筆者が本当に伝えたいメッセージは数ページと言われています。大切なことはわずかなのです。それに私たちは全てを覚えておくことはできません。せいぜい、数ページ程度。であれば、思い切って読み飛ばしてしまって構わないというのが私の読書に対する姿勢です。

 2つ目の「気になった本は迷わず購入する」。
とにかく本を買うときの不安は、外れを引いてしまうことだと思います。
私は本屋にはほぼいかず、もっぱらamazonで中古本を購入していますが、購入基準はいたってシンプルで、本のタイトルと表紙をみて読みたいかどうか決めるだけ。レビューや内容はあまり読まない。大切なことは「読みたいという熱量が冷めないうちに購入する」ことです。届くまでに1週間も2週間もかかるものはあまりおすすめしません。理想は翌日配達です。そうすれば、熱量があるうちに本に触れることができます。

 読書は熱量だと思っています。感情というのは冷めやすいものです。1週間も経つと、「どうしてこの本を購入したんだっけ?」と思うことがあります。熱量が冷めないうちにとっとと読んでしまうことが大切なのです。

 このように読書というのは、読書に対する考え方で大幅に変わります。いまはまだ読めない方でも、この考えを取り入れると、読書を楽しいと思える日が必ずきます。大切なことは、「読めるようになりたい」という熱量を失わないことです。そのためには、熱が冷めないうちに、興味のある本をたくさん購入してとにかく開いてみるということです。きっと読めるようになる。そういう気持ちになることで、より豊かな読書ライフを送れるようになると思います。この記事が、読書初心者の方の気付きになると幸いです。


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