見出し画像

私が考える「働く」の4大スキル

今回は、前回に引き続きというか、ちょっと働き方についてもう少し考えてみたいと思います。

これからの時代にどんなスキルが必要なのか

最近だと、働き方改革から始まり、DXだったりスキリングだったりとか、組織のあり方だけではなくて、働く個人の姿勢も問われてくるよ、という話題がメディアでもよく目にするようになっています。

この急速に変化が起きている時代において、今まで想定していた働き方であったり、学び方であったりが通用する期間が、以前よりも短くなっていると感じます。その原因は、新しいテクノロジーであったり、AIの登場だったりするのでしょうが、なんだかよくわかんないけど、仕事がなくなるらしい。そんな話を耳にします。

それでいて、いつもの仕事は一向に無くならなくて、ただ給与が下がったり、単価が下がったりしているだけの状況です。世の中ってホントに良くなっているのかな?そんなことを思いつつ自分の収入や将来への不安がよぎります。

こんな状況だからこそ、これからの時代に、どんなスキルやどんな能力が必要とされるのかということを、ざくっと把握しないといけないと思いました。

コンピューティング全盛時代

働くスキルっていろいろあるんですが、その評価は一定ではなくて、そのスキルにニーズがあるかないかによって、仕事をした時に得られる対価や報酬が当然変わってきます。

今の世界の状況を見てみると、給与が高てくそこそこの就業人数がいる分野といえば、ITや金融で、これらの領域で求められる色々なスキルを一言でまとめると「コンピューティング能力」になるかなと思います。つまり、ロジックを構築し、それを計算処理実行する能力ですね。

例えば金融の世界において、直感で動く人は求められていないと思います。金融の世界では、迅速かつ正確に仮説を立て、ロジックを構築し、計算を実行し、その結果を出し、さらにそれを検証するといった能力を持った人、つまりコンピューティング能力がある人が求められる領域です。

これまでの時代は、このコンピューティング能力というものが、ITやテクノロジー分野を軸に、高く評価されるスキルでした。

コンピューティング以外の3つのスキル

コンピューティング能力以外で、仕事で必要とされる能力は何だろうと考えた時に、他に3つの能力が思い浮かびました。

その1つ目は、「クリエーション」です。

これは、何もないところから何かを作り出す能力で、アートや芸術はその典型的な例です。自身で価値や意味を創造し、それを評価し、対価を払う人がいるという意味で、クリエーションという力は、これからの働き方でも重要となると思います。これはコンピューティング能力だけでは生み出せないものです。ロジックを超え、直感を含む全ての能力を使うことができる分野です。

とにかく、人の心を動かすものを生み出せれば、成立する分野です。もちろんこのクリエーションもコンピューティングで補完はできます、できますが、代替することはできない能力だなと思っています。

2つ目は、「コミュニケーション」です。

会話をする、誰かに何かを伝える、シグナルを送る、そういったことができる力というのは、相変わらず人間の仕事として重要だと思います。

そして最後に挙げるのは「シンパシー(共感性)」です。

これは、相手が何を思っているのか、どう感じているのかを察知する能力のことです。人間は常に感情を抱え、それが表情や行動に表れたり、隠されたりしながらコミュニケーションを取っています。その中で、相手の心情を感じ取れることは極めて重要です。

これは、コンピューティングで代替することは難しいと思っています。ある程度は予測することはできそうですが、正確に理解をすることは難しいでしょう。非言語情報を含む多様なシグナルを統合的に判断し、直感的に感じ取ることが求められます。これは人間の感性が活かされる重要な分野です。

「共感性」はともすると「コミュニケーション能力」と同じようなスキルのように感じます。しかしよく考えると、これらは別々のスキルであると気づきます。それはどういうことかというと、人に対して効果的にメッセージを伝えることができても、相手の感情を全く理解しない人が存在するからです。つまり、コミュニケーション能力は高いけれど共感性が欠けている人がいる一方で、共感性が非常に高いが、それをメッセージとして他人に伝えることが苦手な人もいるということです。したがって、「コミュニケーション能力が高い」と「共感性が高い」は、必ずしも一致する能力ではないと考えています。

そうですね、ちょっとなんかめんどくさい回りくどい話になったんですけども、この4つの能力ですね。コンピューティングスキル、コンピューティング、クリエーション、コミュニケーション、シンパシーということで、その中でですね、その1つだけ持ってるっていうわけではなくて、いろんなものをミックスしながら、私たちはいろんなフィールドで働くっていうことになるんだと思いますけれども、このそれぞれの能力に対しての効果というか評価みたいなものが、やっぱり時代々によって変わってくるよねと。

今これまでは、そのコンピューティング能力っていうのはすごく高く評価されてきたので、高い収入を得る可能性の高い職業につけるよっていうことだったと思います。ただそれもこれから変わってくるんじゃないのか。つまり代替できないロジックだったり、テクノロジーだったり、ITだったりAIだったり、そういったものに代替できない能力へ供給が少ないものは、すごく価値が上がってくるんじゃないかな、みたいなことを最近考えたりしています。

代替されない能力

長くて少々回りくどい話になりましたが、仕事をするにおいて重要な4つの能力として、コンピューティング、クリエーション、コミュニケーション、シンパシーを挙げました。私たちはこれらの能力をミックスして、さまざまなフィールドで働くことになると思います。そして、これらの能力への評価は時代と共に変化すると思います。

今までは、コンピューティング能力は非常に高く評価され、収入の高い職業につくチャンスを与えてくれました。しかし、このコンピューティング能力というものが、テクノロジーの発展やAIの進化に伴って、段階的ではなく、急速にその価値を維持できなくなっていく可能性があると感じています。

そうなった場合、テクノロジー、IT、AIなどに代替できないスキルであるクリエーション、コミュニケーション、シンパシーの価値が上がるじゃないかな?なんて最近は考えています。

ポッドキャスト

このnoteは、日々思い浮かぶアレコレを整理するためにはじめたポッドキャストを書き起こして再構成したものです。

まったく誰得?な内容のポッドキャストですが、よければ寝る前にでも聴いてみてください。


サポート頂いた場合は、色々気になっていた、あんなことやこんなことを実践してまたご報告させていただきます!