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ミッションの自分ごと化ワークショップ 第8回ミッション研修レポート

私たちJPTは「障害の有無に関わらず、全ての人が対等 (parallel) で、社会的意義を感じながら持てる技術 (technologies) を発揮して働ける社会の実現」をミッションに掲げています。

社会への視野を広げ、ミッションを身近に感じることを目的に開催している「ミッション研修」の第8回目をオンライン開催にて実施しました!

(執筆:JPTアンバサダー mayuko) 


"対等"って何だろう?

JPTのミッション「全ての人が、対等に働ける社会を。」を初めて見た時、"対等"って何だろう?何をもって"対等"と言うんだろう?と感じたのが印象的でした。

私自身も子持ちの母の身でフルタイムではない時間での働き方を選択していますが、仕事は続けたい、キャリアは諦めたくない、という思いをいつも持っています。

忙しい毎日かつフルリモートの環境下で、自分自身のことや会社のミッションのことを言語化したり、内省したり、誰かと対話したりする時間はなかなか取りにくいのが実情で、また会社のミッションは主語や世界観が大きくて自分ごととして捉えることが難しいものでもあります。

今回の研修ではその難しさのハードルを少し超え、自分自身の過去を振り返り、未来に思いを馳せ、JPTのミッションに対して自分はまず何を思うのか?自分らしく捉えると何なのか?を明らかにしていくことを最初のステップにしました。

まずは自分自身のことをシェア

①マイストーリーのシェア
自分自身の過去、現在、未来とJPTに入った時、現在、未来の6つの視点で、マイストーリーを事前に書いてきてもらい、グループごとにシェアをしました。

まずはお互いのことを知って、これからのディスカッションの土台となる関係づくりをすることが目的です。

②JPTミッションの深堀り
ここからJPTのミッション「全ての人が、対等に働ける社会を。」について、深堀りをしていきます。まずは自分自身が”対等”に働けている(いた)のか、"対等"には働けていない(いなかった)のかについて言語化。

その際、どういう意味で"対等”なのかが、人によって捉え方が様々であることが分かってきました。

仕事内容なのか、働く時間なのか、給与なのか、立場なのか、JPTという会社の外からの見られ方なのか。

対等という言葉一つとっても視点が様々出てきました。

"対等"に働くとは?のディスカッション

様々な捉え方、意見が出てきたところで、さらに深いディスカッションタイムに入っていきました。
ここまですべて同じグループでシェアとディスカッションをしてきたので、参加者の緊張も少しずつほぐれ、話したいことがどんどん湧き上がります。

研修後のアンケートでは多数の方からディスカッションの時間が足りないもっと話したかったという声をいただき、皆さんの議論が盛り上がったこと、自分達の働く環境やJPTという会社に対しての思いを言葉にすることの意味が見いだせた時間だったと感じています。

印象的だったのは、多くの方が、JPTで働いていることに対してポジティブに捉えているということです。

職場環境や仕事内容についてはある程度満たされている、と感じていて、あえて言うならば、ここをもっと改善したい、とか、今回の”対等”というテーマの議論をしたことで新しい視点を得た、などの声が多く、今いる環境を受け止めたうえで話していたことから、JPTメンバーが目指している会社に少しずつでも近づいていることを実感しました。

参加者の気づきと発見

実際の参加者の反応はどうだったのか?は言うよりも見るが安し、ということで、研修後アンケートのお声を少し紹介します。

<参加者の研修を経ての気づきや発見>

・一言に「対等」といっても色々な切り口がある、ということ。
- 社員間の対人関係、仕事の評価、待遇etc.
- 「対等」がどの面での対等なのか、ということをはっきりさせないとミッションの意味も分散してしまうかもしれない。

・対等であるには与えられるだけでなく自分も努力が必要

・普段意識していないからこそ、自分は対等な立場にいるのだと思ってしまうが、果たして本当にそうなのか、気づいていないだけなのではないか、と振り返る良いきっかけになったし、この時間を全社員で共有できているということは意味があったと思った。

・過去を振り返ったことで、今の環境が恵まれていることを再認識出来ました。恵まれた環境が当たり前では無く、この環境を継続させるために自分が出来ることを考える。こういった時間は辛いですが定期的に確保する必要があると感じました。

誰と比べての対等なのかを整理して考える必要があると感じた
(健常者、障害者、同僚、上司、顧客、等)。

・この会社に入社できて改めて良かったということ。

・皆の経験や知識と照らし合わせながら「そもそも『対等』とはなにか」といったテーマについて話し合うことができたこと。お互いのパーソナリティを知る上でも、会社のポリシーを再考する上でも、とても有意義だったと思う。

研修を終えてみて

対等”とは何か?という抽象度の高いテーマでのワークショップを実施することは、私自身にとっても新しい挑戦でした。

時間が足りないと声を頂くほど議論が盛り上がったこと、参加者の皆さんに新しい気づきを持ち帰っていただけたことから、率直にやって良かったと思っています。

それは皆さんに、このような抽象的だけど本質的なテーマでも話せる場がJPTにはあること、そういった場を設けて組織づくりをしていくことこそがJPTという会社であることを感じていただけたからだと感じました。

今回上がってきた声や改善点を確認しながら次の企画につなげていきたいと思います。

参加してくださった皆さま、ありがとうございました!



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