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ChatGPT PLUSを希望する従業員全員にばらまいてみた

前回の記事からあっという間に数か月。この間にChatGPT Plusが出現し、プラグイン機能も出現し、一層の盛り上がりを見せています。
JPTではこの流れを理解し、使いこなせる人材を増やすべく2023年4月から約2か月弱の間、ChatGPT PLUSの利用を希望する全従業員に対し期間限定で利用料を会社負担することに決めました。

ルールは「社内・客先情報は入力しない」「使用例や感想を共有する」ことの2点のみ。

さて、手順書をつくって従業員にばらまくか..

..GPT先輩..さすがっす..!!

かくして、希望する従業員全員にChatGPT PLUSがばらまかれたのであった。

(文:長尾, GPT-4先輩)


# アンケート結果

会社負担での利用期間を終え、従業員に利用してみてのアンケートを実施しました。以下ではアンケート結果の傾向を紹介します。

#どのくらいの頻度で利用しましたか

回答結果は以下の通りに。8割の方は週に何度かはChatGPT先輩のもとに訪れていたようです。まあまあ使ってくれていたようで何より。
では、具体的にどのような利用方法だったのでしょうか。

利用頻度回答結果

さてここからはアンケート結果をChatGPT先輩に要約してもらいましょう。
よろしくお願いします!

このようなフローでアンケートの要約記事を作成しました。

#[質問1:使ってみての感想を教えてください] に対しての要約をしてください。

#回答の傾向

ユーザーからのフィードバックは主にGPT-4の機能性と使い易さについて集まり、その効率性や多様性に感銘を受けたようです。具体的には、コードレビューやアルゴリズム開発の補助、専門的な問題の調査、英文の校正や日報の作成、悩み事相談などにGPT-4が活用されていました。またユーザーはGPT-4を最大限に活用するために「ChatGPTに聞くクセ」を身につけることが重要であると感じていました。

長尾:各個人の回答を上手に要約してくれてます。

#興味深い回答

1.GPT-4を使う「クセ」を習慣化することが、最終的には最大の効果をもたらすことでしょうという意見がありました。この意見は興味深いです。すぐさまGPT-4の使い方についての考え方を変えるとともに、ユーザーサポートにおいてどのようにユーザーがAIツールを使うべきか教育するかについての考察を提供します。
2.GPT-4がコードレビューやアルゴリズム開発の補助として使用され、そのプロセスにおいてユーザー自身のコードレビュースキルの向上が見られたというフィードバックです。これはGPT-4の学習機能に対する新たな視点を提供し、さらなる研究開発の契機となります。

長尾:GPT4にとって前向きな意見、使い方がハイライトされています。
1.の文章は若干怪しいですが..

#ネガティブな反応と対応策

いくつかのフィードバックでは、GPT-4の回答が常に正確でないという懸念があり、ユーザーが回答を受け入れる前に検証を行う必要があると感じていました。これは重要な問題であり、GPT-4の信頼性とユーザーエクスペリエンスの向上に直結します。対応策としては、ユーザーが提供するコンテクストに基づいて回答の精度を向上させるための研究と開発を続けること、およびユーザーにGPT-4の限界と最良の使用方法についてより明確なガイダンスを提供することが挙げられます。

長尾:従業員の皆さんは結果を真と受け取らず、検証の必要性を感じていたようです。
リテラシー高い!

#[質問2:有意義だと感じたChatGPTの使い方、質問方法などあれば教えてください] に対しての要約をしてください。

#回答の傾向

ChatGPTを有意義に利用するための使用法として、コード生成、知識検索、意見形成の支援、学習資料の作成、ドキュメンテーション作成、要約、文章の推敲や翻訳などが挙げられています。特に、ChatGPTの柔軟な対話能力と、ユーザーの求める情報やアイディアを提供する能力が評価されています。

長尾:JPTのインターン課題の一部にもChatGPTが利用されております。めちゃ便利

#興味深い回答 :

1.ドキュメンテーションとライティングの支援: ユーザーはChatGPTを使ってドキュメンテーションの作成や英語の校正、記事や報告書の要約などのライティング関連のタスクを行っています。特に、「特定の文章を読みやすく、必要に応じて専門用語に解説を加えつつ修正する」ことを求めるなど、その高度な自然言語処理能力が評価されています。このような機能は、ChatGPTが多様なタスクに対応できる強みを示しており、その柔軟性と適応性を強調しています。
2.コード生成とプログラミングの支援: いくつかの回答者がChatGPTのコード生成能力を評価しており、特にサンプルコードの作成や特定のコーディング問題の解決に有用であると述べています。また新たな言語習得の際に学習効率が高かったという意見もありました。これは、ChatGPTが複雑な技術問題を理解し、それに対する具体的な解決策を提供できる能力を示しています。

長尾:コーディングは本当に早くなった感覚があります。

#ネガティブな反応と対応策

一部のユーザーは、ChatGPTがすべての質問に適切な答えを提供できないという問題を指摘しています。これはChatGPTの理解能力や適応性に関連した課題を示しており、特に特定のドメインやコンテクストに関する質問に対する対応力が挑戦となっています。この問題を解決するためには、ChatGPTの学習データをさらに多様化させ、特定のドメインやコンテクストに対する理解を深める必要があります。また、ユーザーがChatGPTにより明確かつ具体的な質問を提供することを促すUI/UX改善も効果的な対応策となります。

長尾:最近はプラグイン機能も充実してきたため、早くも対応が図られてきているよう感じます。

#[質問3:業務に適用できそうだと気づいたものがあれば共有ください] に対しての要約をしてください。

#回答の傾向

ChatGPTを活用できそうな業務シーンについての回答者の意見は非常に多様でした。具体的には、コード作成やソフトウェアのダウンロード手順の教示、個人のデータ分析支援、スケジュール立案、契約書作成など、幅広い領域での活用が提案されています。一部の回答者は、ChatGPTが特定の業務領域を侵食する可能性について言及し、暗黙の知識が重要な設計領域もその対象になり得ると予測しています。また、心理的負荷の高い作業のアシストや、複数の文書から必要な情報を取得するナレッジベースの構築にも利用可能であるとの意見がありました。

長尾:実務だけでなく、「ちょっとしんどいな」をサポートするメンター要素を上げてくれていました。

#興味深い回答

1. "心理的負荷の高い作業(アセスメント)をアシストしてくれる点に関して、非常にユニークかつ応用がしやすいのかも知れない。" この回答は特に興味深いです。この回答は、ChatGPTが単に情報提供者やタスク実行者としての役割を超え、ユーザーの精神的な負担を軽減する可能性を示唆しています。
2. "漠然とした要望を受けた際に大きな力になると思います。早期に成果物のイメージを言語化することで、顧客とのコミュニケーションコストが削減できると思います。" この回答は、ChatGPTが顧客とのコミュニケーションの一部を担当し、コストを削減するという新たな視点を提供しています。これはAIの潜在的なビジネス価値を示しています。

長尾:漠然とした要望にこそ、生成AIの強みが出るのかもしれないですね!

#ネガティブな反応と対応策

"具体的なことが想像できませんでした。ただ何かしら行き詰ったときの相談相手にはなってくれそうだなと感じた" このコメントは、具体的な業務への応用が想像できないと述べています。これは、一部のユーザーがChatGPTの具体的な利用方法を把握するのに困難を感じていることを示している可能性があります。この問題に対処するためには、具体的な業務シーンでのAIの活用例を提供するなど、ユーザーエデュケーションの強化が必要かもしれません。

長尾:ChatGPTさん、真面目な回答です。

#[質問4:Azure OpenAIやGithub Copilotで、自身の業務にどのような工夫ができそうですか?また影響がありそうですか?] に対しての要約をしてください。

#回答の傾向

新しいAI技術を活用することで、仕事の効率化やクオリティ向上を達成できるという期待感を示しています。具体的にはコードの作成、編集、リファクタリング、テストコードの作成など、単純なタスクの自動化などの効率化が期待されているようです。

長尾:テストコードを一気に作ってくれると助かるだろうなぁ

#興味深い回答

1. 「コードを書く速度が、少なくともない場合と比べ倍以上にはなると思います。また、自然言語処理系の機械学習タスク(翻訳・要約・botなど)も質・作業速度が格段に向上すると考えます。」というコメントです。これはAIが実際のコーディング作業を効率的にする可能性を示しています。
2. 「Windows CopilotはPC自体の操作を委ねられるので期待している。例えば・開発に使うソフトウェアを一括で立ち上げた上でウィンドウの配置もいつもの通りにやってもらう。速やかに業務に移れる・考えない単純作業を代わりにやってもらう・要件の整理や文章の推敲をやってもらう等は事前情報から出来そうで期待しています。」というコメントです。これはAIがより広範な業務を支援する可能性を示しており、仕事の質や効率性の向上だけでなく、働き方そのものも変える可能性があります。

長尾:当たり前にやっていた定型業務はどんどん自動化されそう..!!

#ネガティブな反応と対応策

ネガティブな反応として、「コーディングにプログラマが介在しなくなったとき、自分の仕事がどうなるのかは心配な部分があります。」というコメントがありました。AIが労働市場を変化させる可能性があるという懸念を示しています。対応策として、業界全体がAI技術の導入と進化に迅速に適応し、その中で新たな役割やスキルを獲得する必要があると言えるでしょう。また、AIのエチカルな使用と透明性についての教育も重要になるでしょう。

長尾:エンジニアはどの部分にバリューを提供できるのか、考え続ける必要がありそうです。、

#まとめ

多くの方が、自身の感じている課題を解決するためにChatGPTを上手に利用できていたのかなと感じました!(私にとっては相棒枠にまで登りつめています)

反省点としては、今回の取り組みでは効果の定量化ができていなかったので、次の機会があった際には定量的な効果もできる限り把握していきたいなぁと思っています。

ここまで読んでいただきありがとうございました!

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