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「コミュニケーションってこんなに大事なんだ」育休中のボランティアが教えてくれたこと。

得意不得意があるのは当たり前。
どのような組織づくりをして、会社に貢献し、かつ自己成長をするのか。
そのロールモデルを見つけました。

(執筆:JPTアンバサダーえりこ)

JPTアンバサダーに応募した理由

自己紹介でも少し触れていますが、私は結婚する直前の7年ほど前に、ADHDだと診断されました。(その後長期的にカウンセリングを受け、実際はADHDというよりは鬱のような症状が強い状態だったと自分では解釈しています)

子育て中ということもあり、発達障害は自分自身の問題以上に自分の子どもや周りの子どもの間でも身近な課題で興味がありました。
本当は別のWEBマーケティングの勉強が出来そうなボランティアを本命にしていたのですが、ふと隣のページで成川さんと阿渡さんが微笑んでいるボランティア募集の要綱を見かけ、次の日が応募締切だったこともありこれは運命かも?ということで両方のボランティアに応募しました。

タイトな締切を守るのが苦手なため、本命の方の書類がなければ応募できていなかったと思うと、本当に偶然ですが良いタイミングで一期生として参加できたことを光栄に思っています。

やりたかったことと、実際にやったこと

開始前は仕事の実務に直結するような、それこそマーケティングやSNS発信、HPの更新など何か実績を作りたいと思っていました。

ですが、実際は0歳&小学1年生なりたての2人の子育て+(もう1個のボランティア)+私が家事育児以外のことをすることをあまりよく思っていない家人という環境で思った以上に時間がとれず、WEBミーティングには参加できるけど成果物を残せない、という状況が続きました。

がっかりされているかもしれないと焦りもありましたが、成川さんが「何か成果物を作ってほしくて参加してもらっているわけではないんですよ」と言ってくださり、それがその場限りの言葉ではなくて本当にただいてくれるだけでいい、JPTのことを知ってくれるだけでいい、という本当に「心理的安全性」の塊のような空間をつくってくださっていたので、参加し続けることができました。

唯一のアウトプットは阿渡さんのYoutube動画に字幕を付けたこと

私は本業がPhotoshopやillustratorを使ってECサイトの商品ページを作る仕事をしていた関係で、これを動画の方にも広げてソフトが使えるようになったら仕事の幅も広がるのでは?と思っていました。

そこで、阿渡さんの動画に字幕を付けるお仕事をさせていただきました。
最初に動画を受け取ってから寝かせて寝かせて1回提出して方向がちょっとちがっていてまた寝かせて直してやっと提出!したのがこちら。
2回目の作業は実質30分ぐらいだったかもしれません。。。(早くとりかかりなさいよ)

阿渡さんがすごいのは、この動画、編集しやすいようにノーカットで撮っているところ。
話す内容もすらすらと話せて、段取りも3分クッキングのようになめらかです。
もう何本かトライさせていただきたかったのですがタイミング的に時間が来てしまいこの1本のみの提出となりました。(もしまた機会があれば編集させてください!)

印象深い成川さんの「部下に期待していない」の言葉

アンバサダー活動は私たちが1期生ということで最初は成川さんや阿渡さんの設立時の思いを聞いたり、noteを読み込むところから始まりました。
そこで印象深かった成川さんの言葉を2つ。

こちらは私との1on1ミーティングでお話してくださった話。
「身体障がい者の人にとっての義足や義手は、精神障害や発達障害の人にとっては何かな?と考えて、浮かばなかったのでJPTのメンバーに聞いてみたら「会話かもしれません」と言われて。それで個人面談の時間は何よりも優先して設定しているんです。仕事が忙しくても、削るなら他の仕事を削って、個人面談の時間は確保する。」

成川さんがすごいのは、分からないことを分からないから教えてと言って周りに聞けるところです。
そしてそこで「会話が大切」だという仮説を見つけたらそれを第一優先にして実行していく。

実際、計画停電で停電になるかもしれないという場面で部下が仕事が手につかないという状況になったときに、すぐミーティングを入れて何気ない話をして落ち着きが戻ったということもあったそう。そこをフォローしたらプログラミング面で抜群に成果を出せる人がいたら、いくらでもフォローする、それが僕の仕事だから、と。

2つ目はアンバサダー全体のミーティングでの一言。
職場でイライラすることがあるか? と言った内容の話をしていた時に「僕は部下に対してイライラすることは全くないです。部下に期待していない。イライラするのは会社の役員や上司が仕事してないなと感じたときです。」

この「期待」というのは期待していないからどうでもいい存在ということではなく、必要以上にプレッシャーをかけないということだと思います。

この話を聞いたあと、何かイライラする場面があったときに、ああ私はこの人に期待しているからイライラしているんだなあ、ちょっと期待値を下げてみようという風に思うことにしました。
心の在り方を変えるだけでイライラしなくなる、魔法みたいなフレーズです。

1人の男性としてフラットに話せたことがありがたかった

かなり個人的な事情ですが、私は家人(つまり夫)と家庭内で話が通じないことをここ6年ぐらい悩んできました。

自分がおかしいのかな?と自分を責めていた時期もあり(そしてそれは自分がADHDという診断を受けたからというのも重なってしまった)、社会から離れて育休をとっている間に定期的に外部にまともに会話が成立する男性がいて、例えば夫婦喧嘩をしたときにどういう行動をとるかというような話をしたり(ちなみに成川さんは上の子を連れて一旦家を出る、阿渡さんはとことん話し合う、だそうです)、ビジネス的な話はもちろん、経営者としての目線も教えていただけたことに本当に感謝しています。

恥ずかしい話ですが、育休に入り収入面で不安があり「粉ミルク代が払えないんです…」みたいなことを私が話したときに、(夫と家計の調整ができていないので私が子どもの衣食費を全額負担する状態だったため、私の収入がなくなって育休手当が入るまでの間が不安だったのです)アンバサダーの謝礼を前倒しで送ってくださる、ということがありました。

「阿渡さんと相談して決めたんです、受け取ってくださいね」と成川さんは言ってくださり、当時は辛すぎて涙も出ない状況でしたが今これを書いて当時を思い出し泣いています(しばし中断)。

コミュニケーションはオンラインだからできない、ではない

JPTは全員がフルリモートで働いている会社です。

世間的にはリモート勤務と言うのはコミュニケーションが取りづらい、というイメージがあるかと思いますが、私がアンバサダーで実感したのは、コミュニケーションというのはその方法でとれるとれないが決まるものではないということです。
オンラインでもきちんととれる仕組みや雰囲気をつくればとれるし、対面であっても何かを怠れば適切なコミュニケーションはとれません。

実際私が育休前まで勤務していた職場は全員出社でしたがほぼ会話をしない環境で、会話を切り出すタイミングや内容にとても気を遣いました。
フルリモートでこれだけコミュニケーションがとれるJPTとの違いは何なんだろう?とずっと考えていましたが、やはり上司側がコミュニケーションが取りづらい環境であることを前提として、それでもコミュニケーションをとろうと努力していく姿勢、皆が働きやすい環境をつくるんだという強い意志と使命。
本気でそこに取り組んでいるかどうかなのだと思います。

そしてそれを途中から作ることはとても大変で、雰囲気を変えるということは本当に難しい。
私も上司に掛け合ったり、BGMをかけてもらったり、自分がイヤフォンをするなど色々しましたが、最終的には自分の居場所を変えるほうが早いと判断し、今はフルリモートで働いています。

立ち上げの段階でコミュニケーションに重きを置き、リソースを割き続けているのがJPTの強みだと思います。

育休中のアンバサダーは最高の体験でした

JPT、そして成川さん、阿渡さんとの出会いが素晴らしいものだったことは今まで書いた通り。
そして1期生、2期生の皆さんとの出会いもとても素敵なものでした。

ミッション研修や日々のコミュニケーションを通して、考えていることや思いを伝えることの大切さを改めて感じました。

何をアウトプットしても受け入れてもらえるという安心感。
気持ちが落ち込んだときはちょっといなくなってもまた帰っていける場があるということ。

アンバサダーとしての活動期間は終了しましたが、これからもJPTという素晴らしい会社や社員の皆さんが取り組んでいくことを応援し、自分も若い人たちや未来が楽しくなるような世界を作り出していきたいと思っています。

▼JPTではアンバサダーを募集しています!


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