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娘の留学に伴うゴタゴタ話⑩<完>

9月にアメリカに出発した娘。

準備のあれこれもさることながら、なんと言っても飛行機出発の1分前に

「財布がない」

とラインしてきたことから始まったゴタゴタ話。

最初はどうなることかと思ったけど、もうすぐ帰ってくるというころになってようやく、クレジットカードを安心して使え、現金を現地でおろすこともできる状態になり、安心できました。わたしまじで頑張った、と思いました。

親も子もいろいろと小さいながらも乗り越えて帰国。

無事に帰ってこれたので、すべてはいい経験といえるようになった状態を嬉しく思います。

もう帰ってきて半年になりますが、日本に、そして家に居ればトラブルがあっても「アメリカに居てのトラブルに比べたらどないでもなる」と思えるので、あのときの緊張感は、その後わたしのなかではひとつの自信にはなりました(ちっちゃい話です)。

娘はあまりいろいろとたくさん話すタイプではないのですが、帰ってきてからアメリカでの話をしてくれました。

娘はフィラデルフィアに行ったんですが、治安が結構悪いそうです。わたしは行くと決まってから「結構治安が悪いらしい」ということに気づきました。

わたしは、大学が送り出すところなんて、治安のいいとこしかないだろう、と漠然と思っていたんです。確かに、通う大学のあたりは決して悪くないんですが、その周辺はなかなかに治安がよくなく、街はドラッグのにおいがした、とか言うのを聞いてこわっと思いました。

外出して道に迷って、おまわりさんに聞いたら、地下鉄がいちばん早いってなって、地下鉄にもひとりで乗ったこともあるそうです。私はこわくて乗れないな~。

「よくそんなん乗ったね」と言うと、「だって現実的に他に選択肢がなかったんやもん」とあっさり言いました。

「だから、ああいうときはめっちゃ現地に住んでますって顔して歩くねん。きょろきょろとか絶対したらアカン」

と。ニューヨークにも遊びに行ったんですけど、「スリとか合わなかったの」と聞くと「そりゃもうずんずん現地人の顔して歩くもん。スリにやられた子とかは、観光客みたいにきょろきょろするからあかんねん」

と言ってました。

すぐなんかモノなくすし、頼りないと思うけど、そういうとこはわりとしっかりとしてるっていうか…って思いました。

留学先は、アメリカの中でもいくつもあって、希望地を大学にだすのですが、第4か第5希望くらいまで確か出した気がしますが、その、第3希望くらいに決定したんですね。だから、第1とかだけじゃなく、最後の希望地までもっとちゃんと治安とか調べておかなきゃいけなかったなと思いました。

とりあえず、単位も取ったし、向こうで別の大学の(日本の)仲良しの友達もできたみたいです。

アメリカでは、知らない人ともフランクに街中とかで話すので、普段あまりおしゃべりじゃない娘も「自分が陽キャになった気がする」だそうで。

そのノリがしばらく帰国してからも離れず「日本人はおとなしいっていうか、よそよそしい」みたいな感想を言ってました。

そして、「豚しゃぶがめっちゃ食べたかった」そうで、家では水炊きを嬉しそうに食べていました。向こうは豚のうすぎりなどがないそうで、また、売っててもめっちゃ高いそうです。

あとはトイレ。アメリカでは外出先のトイレが汚いのが普通なので、出かける前は必ず寮で済ませてから出かけたようですが、帰国してわたしと外出するときに「あ、別にトイレ行かんでいいわ。どこもきれいやから」と言ってました。

☆★☆

そんなこんなで

帰国から半年たち、すっかりまた日本の大学生として授業とバイト、みたいな平凡な日々を送っていて、少々物足りなさそうな娘です。

けど、またそのうち就活、とかなってくるので、一応目標は持っているようなので、英会話など通いはじめました(またお金たくさん払いました…)。

まあ、今後どうなるかわかんないですけど、

元気に頑張ってくれればいいなって

思います。普通の感想。

そして、なんだかんだ言っても、コロナ禍を乗り越え、行けてよかったかなと思っています。


ながーいはなしを読んでいただき、

ありがとうございました。


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