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メガバンでの経験−2

私は少し古い時代だったので、今でいうところのパワハラ全盛期に勤務していました。今でこそもうないとは思いますが、ファイルを投げつけられる、立たされる、日に三度個室で叱責されるなどなど、非常に厳しい状況でした。

また、トイレに行くときも、長いなどと叱責されたこともありました。確かに、特に融資に行った時に、業務量がめちゃくちゃ多かったので、それだけ仕事をこなさないと終わらないといった事情もありました。

面白い経験でいうと、私は独身寮にいたのですが、突然前振りもなく独身寮検査というのがあり、帰ると部屋が少し荒れているといった時がありました。これは何かというと、業務の情報を持ち帰っていないかどうか、犯罪につながる動きがないかどうかなど調査部が調べていたという話でした。

また、給与は同じ銀行に振り込まれるわけですが、そこから大きなお金が動くと当時は副支店長からヒアリングがありました。

このお金は何に使ったのだ?と

私の場合は初めて車を買ったのですが、その際に驚いたのは車種を伝えたところ、なぜ同じ財閥系の車を購入しなかったのかと叱責されました。次に買うときは相談しろと。これもなかなか厳しいなあと思った次第です。

私は支店を2つ経験したのですが、その2つの支店は別の会社か?と思うくらい雰囲気や状況が違っており、あとで知ったのですが、拠点の重圧の大きさや意義によって全然違うのだということがわかりました。

最初の配属の支店は特A型といって、最大級に大きい支店でした。銀行全体からもかなりみられていたようで、支店長も戦国武将のような方が来ていました。

2つ目の支店はこちらもA型ではあったのですが、地方主要都市の支店でした。ここは本部との連携が多く、様々な金融商品のテストなどがあり、またグループ会社との連携(証券会社や生命保険)があり、非常にスマートな支店でした。勉強会も多く、本店からの臨店も多く、全然違った雰囲気だったことを覚えています。

続きます。

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