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花畑牧場のラクレットチーズが国産シェア90%まで普及した理由

両想いのご縁に恵まれる「人生の経営者」を共創するパートナー、WEBマーケティング戦略コンサルタント、サッカー戦術デザイナーのぱっち社長です。

コストのかかる商品サービスを購入する決断をするのは、見込み客にとって容易ではありません。
一度味わってもらえれば良さのわかる商品サービスでも、手に取るきっかけがなければ普及することはありません。

そこで今回は花畑牧場を事例に、導入までのハードルが高いラクレットチーズをどうやって普及させたのかを解説します。
どの業界にも応用できる新規集客の考え方なので、参考にしてください。

商品力がないものをマーケティング戦略だけで販売するのは難しい

当たり前ですが、商品サービスの質は重要です。
マーケティング戦略で一時的な売上アップはできても、商品サービスの質が低ければ悪評になり、リピートや紹介に繋がりません。

それどころか、SNSなどで悪評を公開されるリスクもあり、新規集客も減る可能性は十分あります。

花畑牧場のラクレットチーズは、2011年の第8回ALL JAPANナチュラルチーズコンテストで、全国第1位(農林水産大臣賞)を受賞しています。
商品サービスの質を見える化していて素晴らしいです。

花畑牧場のマーケティング戦略

マーケティング戦略も素晴らしいです。

そもそも飲食店がラクレットチーズを取り扱わない理由の1つは「専用オーブンの値段」です。
ラクレットチーズ専用のオーブンは10万円前後で販売されており、汎用性がないため、設備投資の優先順位はどうしても下がります。

そこで花畑牧場は、飲食店に専用オーブンを無料で提供することにしました。
その代わり、ラクレットチーズは花畑牧場から仕入れてもらうという戦略を取りました。

その結果、国産ラクレットチーズのシェア90%まで普及しました。

まとめ

例えば、プリンターは本体ではなく、定期的に購入してもらうインクで儲けています。
同じように、本体ではなく「その後のサブスク」で儲ける戦略を取る商品サービスはたくさんあります。

戦略は一般的ですが、「ラクレットチーズの普及に応用する」という視点が、花畑牧場の素晴らしいところです。

ぱっち社長の起業ストーリー・経営理念


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