CWopsに入会しました

北海道ハムフェアに、CW Operatorsという集まりのブースが出展していて、そこで1枚のパンフレットをいただきました。そこには次のようなことが書いてありました。

To become a CWops member you must be capable of sending and receiving International Morse Code (CW) at no less than 25 words per minute and should be capable ot carrying on a conversation in English using CW.

この文を読みながら厳しい入会条件だなと思っていたら、ブースを運営していたJN1THL田沼氏が詳しく説明してくださいました。入会するためには、会員になっている方と交信して推薦してもらうというプロセスを経る必要があります。毎週、高速モールスで交信する時間(CWT)が設定されていて、会員外でも参加できるので、まずその時間に聞こえてくる局と交信すればいいよというアドバイスもいただきました。実際にCQ CWTという呼び出しを聴いたことを思い出して、これがそうだったのかと合点したところまではいいのですが、我が家の無線機とアンテナで果たして交信できるのか。そもそも高速モールスに自分はついていけるのかという懸念もあって、実行に移したのはハムフェアの1ヶ月後でした。
 指定時間になってCQ CWTという呼び出しを確認することはできましたが、その後の交信がほとんどわかりません。おそらく毎分30語以上の速さで次々と交信が進んでいきます。それでもコールサインと交換する内容をなんとか聞き取ることができ、清水の舞台を飛び降りるくらいの気持ちでこちらのコールサインを送ってみました。相手の技量はさすがで、こちらが送る毎分25語だと全く間違いもなく応答があり、あっというまに交信が成立してしまいました。
 それからは、可能なかぎりCWTに参加して少しずつ交信数を増やしていきました。あるとき、私を誘ってくださった田沼氏がCQを出していたので交信したところ、氏よりメールが届き、会員に推挙する準備をしているとのことでした。こちらでも交信記録を確認すると、会員局との複数回交信は7局成立していて、その記録を推薦人となってくださった方に送りました。あとは事務手続きだけの問題です。事務局長のN3JT Jimより"Congratulations and Welcome!"というメールが届き、正式に会員となりました。ここに至るまでのメールのやり取りも面白かったのですが、私信なので内容は割愛します。
 私が電信級(現在の3級)アマチュア無線技士の免許を取得したのは1981年なので、それから40年以上たっています。当時とは社会情勢も通信環境も大きく変わってしまいました。業務通信では廃止されたモールス通信の技量を継承していくことがライフワークの一つとなりそうです。会員資格である「毎分25語の速さでモールス符号による英会話」を維持できるよう、練習することが日課に加わりました。もし私のコールサインが聞こえていましたら遠慮なく呼んでください。 de JM8SMO

#今年のふり返り

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