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就活をRPGに例えてみた。

【はじめに】

あんまりゲームを詳しく知らない人でも、
スライムを倒したりモンスターを倒したりするゲームの話は
なんとなくわかると思います。

これは、
僕が就活生に対してずっと感じていたことを例えて書いてみたお話しです。

【ここから本題】

とある村が魔物に支配されていて、
そこに住む村人たちは苦しい生活をしています。

その村にはどんな魔物でも倒せる伝説の剣があります。
言い伝えでは、その伝説の剣を使って魔物を倒したと…。

ゲームの中であれば、村人(主人公)がその剣を引き抜いて、
強力な敵を倒す旅が始まりますね。
(このストーリーじゃないとゲームが始まらないので当然ですね)

スライムを倒したり、仲間を見つけたり、自分のレベルを上げたり、
そして最終的に強力な魔物を倒す。というお話ですね。

ここで、仮定を作ってみると、
ゲームの村人(主人公)は魔物を倒すという前提でスタートしますが、
もし、村人(主人公)の一番やりたいことがおいしい農作物を作る事だったら?
おそらく、その伝説の剣をお金に換えて良い農機具を購入しますよね。
もしかしたら、そもそも剣なんて引き抜かないかもしれないですよね。

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もし、村人の一番やりたいことが魔法使いだったら?
おそらく、伝説の剣よりも魔法の杖とか秘伝の書とかの方が
確実になりたい姿に近づけると思いませんか?


さて、これを現実世界の就活に置き換えた時、
就活がこの剣と同じようになっている人がいるんじゃないかという事が私にとっての違和感です。

僕がよく目に耳にするのが、
上場企業/大手企業に入りたい」「商社(業種)に入りたい」みたいな、
入ることが目的になっているのではないかという事。

別にね、それを目標にすることが悪い事ではないと思います。
そこに、入社をした後に、
「こんなことがやりたい!」「入ればこんなことができる!」
という、その先が見えてれば何も問題ない。

だけど、入ることがゴールになってしまうと、
[内定(入社)=魔物を倒す]になってしまうんですよね。

就活で内定を得るという事は、あくまでも武器を得るということ。
自分の「武器の一つ」であって、武器によって自分が決まるわけではないんです。

剣をもって魔物を倒したいのか、
農機具でおいしい農作物をつくりたいのか、
魔法使いになって魔法で仲間をサポートしたいのか、
【自分がなりたい姿】によって必要な武器(入りたい会社)は変わってくるはずなんです。

その武器を身に付ける本人が何をしたのか、
どうなりたいのかが一番重要な事かなと。

見てくれとか、体裁とか、
そんなことよりも大事なことはあなたのなりたい姿なんじゃないかな。

そして、そのなりたい姿を一番大切にしてほしい。
それを分かってくれた会社で思う存分力を発揮してほしいと願います。

偽った姿で就活をしたところで、
自分の気持ちに嘘をついて入社をしたとしても
苦しくなるのは自分自身なのではないだろうか。


そんな就職活動をできる人が一人でも多くいてほしいし、
そんな社会であってほしいなと思います。



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