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186 初めての体験

初めて車のバッテリーを交換したという話なのだが、その前に私の自己紹介的な背景を。

私には2歳下の妹がいる。小さいころからスイミング、球技、弓道をやってきた体育会系。
対して私。同じくスイミングを習っていたものの身にならず。学生時代の部活は合唱部というガチな文化系。
大学を卒業する前、運動神経抜群の妹は自動車の免許を取り、青春を謳歌してきた。私はというと、運動神経がおバカだったので母に免許取得を長く禁止されていた。40歳手前で実家に出戻り、就職活動のために免許を取りたいと願うも、断固反対される。そんな私が免許を取得したのは母の死後。再婚で房総半島を下ることになり、遺産で運転免許を取った。

今の勤め先は千葉市にある。千葉市は割と車社会で、社長以下従業員6人という規模の会社に社用車が6台!
6台の中に置き去られがちな10年選手の普通車がある。バッテリー上がりを心配した同僚が、ある日片道1時間くらいの遠出にその車を使おうとした。
しかし、エンジンがかからない!
同僚は別の車で現場へ向かう。

来月新入社員を迎えるのに、車がこのままでは不便だ。社長に相談してロードサービスを呼ぶと、近くにいた業者さんが10分ぐらいで到着。ほどなくバッテリーが充電できる状態にしてもらう。
「1時間くらいエンジンかけっぱなしにしていてください」と業者の方に言われたので、律儀に放置してきたら社長が
「逆に車を動かした方が早く充電できるから、今それ運転してバッテリー交換してきて。エンジン切ったらまた動かなくなるから絶対切らないでね」!!!

おっかなびっくり車を運転してイエローハットへ。
無事にバッテリー交換し、業務終了。

半世紀生きてきても、この世の中は初めてだらけ。運転免許を持っているからには、車の仕組みをちゃんと勉強したい。そして子供のやりたいことはたとえそれが親の意思にそぐわないことでもやらせてあげよう。親のエゴのために子供の要求を拒否することは、子どもの世界を狭めてしまうのだと感じた。

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