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「貧乏はお金持ち」を読み終えて

おはようございます。
勤め人ケンジです。

「貧乏はお金持ち」を読み終えました。

総合的な感想は
「理解するのに、ある程度の知識が必要」
というところ。

不動産投資の勉強をしていると度々このタイトルを
紹介している方がいらっしゃるので、
入門的な本なのかなと思っていました。

法人という観点においては確かに入門レベルです。
しかし、それを理解するのにある程度の会計知識が必要でした。

本書の中核となるであろう「磯野家の法人化」。
ここでがっつり会計が使われています。

簿記2級が初めて役に立った瞬間でしたね。

資格取得のときは転職に有利だと思っていましたが、
簿記とはそんなチンケなものではありません。

資本主義社会を生き抜く上での武器になると感じましたね。

武器を持っていると
「知っている人だけが得をする」の、
”知っている”を見つけられるようになる。

武器がなければ
例え、有益な情報に触れたとしても
右から左に流れていってしまうでしょう。

少し話が逸れました。
本題に戻しましょう。

マイクロ法人という概念はこの本から生まれたそうですね。

税金を好きなだけ国に持っていかれるサラリーマン。
それに対して、
法人という人格を利用して税金をコントロールするのが
マイクロ法人。

国家が大多数を相手にひた隠しにしている事実を知り、
身ひとつでその隠れルートへ忍び込む。

過去を見れば、法人を設立するのに多額な費用が必要でした。
株式会社なら1000万円
有限会社でも300万円
そうそう簡単には設立できないですね。

それがいまや1円で設立できてしまうのです。
(設立費用は別途かかりますが)

法律が変わるということは、国家が望んでいるということ。
つまり、法人の設立を国が後押ししているんです。
「知っている人だけ得してくださいな」と。

そうなれば格差社会はどんどん開いていくのでしょうか。
答えはだれにもわかりません。
”神の見えざる手”にすがるしかないでしょう。

格差がなければいいのか?
みんな平等なら満足か?
もちろん人それぞれ考え方があって当然。

みんな同じ服を着て、同じものを食べ、同じ娯楽に興じる。
極端ではあるものの、平等ってこういうことじゃないかな。

そしてそれを管理するのは国家の仕事。
管理する側は「平等な市民」には見えない範疇にいる。

すると国家と市民でまた格差が生まれてしまいますね。

視野を広げると、
他の国と比較して格差を感じるようにもなるでしょう。

格差社会に解決策なんて存在しないのです。

ならどうすればいいのか。

格差を受け入れる。
強くなり、弱きを助ける。

ぼくの結論はここですね。

サラリーマンでいる限り、
国家に依存しなければ生きていけません。

それが嫌なら、
知識という武器を身につけて戦うのみです。

正しく学んで得たその武器は
国家さえも利用してしまえるでしょう。

「国家に依存するな。道具として使え。」
というのが橘玲先生の伝えたかったことなのでしょう。

わたくしケンジ、
そのメッセージ、しかと受け取りました。

人生のワクワク度が急上昇しております。

お次は
吉川英一 著
「サラリーマンこそ自分株式会社をつくりなさい」
をいただきます。

ではまた明日。

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