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個人事業主のサービスってどう作る?

イラストレーターとして起業して
今では

・自費出版で本を出す
・お絵描き教室の先生
・文具のネットショップ
・グラレコ屋さん
・WEB制作
・数秘鑑定(!)


など、いろんなことをやっている。
最近は、絵や漫画を描いている時間より、その他の時間の方がずっと多いかもしれない。

自分で事業をしている、またはこれからしようとしている皆さん。
サービスって、どうやって作りますか?
お金どうやって稼いでますか?

例えば、デザインや文章など、できることをそのままサービス化したり
クラウドソーシングでお仕事を探したり。

お客様の求めていること、悩みごとを解決するために
試行錯誤をして、結果としてお金をいただく?

迷いますよね、特に初めてサービスを作るときって
「自分は何ができるんだろう?」と考えてぐるぐるしてしまう。
シンプルに技術の切り売りだと…
軌道に乗っても一人社畜になってしまう。


私、すっごい職人気質だし
お客さんの誤魔化しとか嘘とか許さないから
めちゃくちゃ考えて仕事してると思われそうなんですが
(誰も思ってなかったらごめんな)

メニューが生まれる時って、結構ふわふわ。
あまり「これをやるぞ!」って思って仕事になることってなくて
偶然や遊びの延長に生まれる。

でも、無意識で生きているわけじゃなくて
アンテナを張って、これだ!と見極めることと
とにかく続けることは怠らない。

そんな私のサービスが生まれる過程を
ちょっと紹介してみたいと思います。

いちばん最初は、めちゃくちゃ悩んだ


起業する前は

何で食っていくか?
自分のどのスキルが仕事になるのか?

めちゃめちゃ悩んだ。

以前、地方公務員を辞めてイラストレーターとして起業するまでの軌跡をnoteにしたけれど、このnoteを読んでいただいても分かるように
私は、絵描きとしては落ちこぼれだった。

「起業しよう」と思ってから実際にスタートするまで
2年近く準備期間があったので、いろんな情報を漁って
人から話を聞いて、とにかくノートにいろんなことを書いた。
ある起業家さんのブログで

「サービスを考えるときには自分のできることを、ジャンル問わずとにかく書き出してみましょう」

というアドバイスがあったので
できそうなことを、飲食関係やマッサージに至るまで書き出した。
かっこいい理念や企画書もたくさん作った。

色々考えた結果、最終的に
学生の時から唯一
「これは好きで、私得意が詰まっている」
と思えていて、評価もいただいていた
「イラストルポ」
が仕事になるかもしれないと思い
メニューとして組み立てたけれど
そこに至るまでが長かった…

iPadを手に入れるまではALLアナログで描いてました

これをメニューにすると決められたのは
当時の塾の先生はじめ
私が描いたものを見た人たちが、目を輝かせて
「本当にすごい!!」
「描いてほしい!!」

と言ってくれたから。
自分では全く自信がなかったので、これが人に喜ばれるんだ!
と驚きもあった。

何気なくやったことで、楽に人の役に立てた

そして、もう始めて5年以上になる
「ラクガキインタビュー」というメニューがある。
これは、お客さんにインタビューをしながら
聞いたことをその場で即興のイラストルポにまとめるというもの。

これを喋りながらその場で描く!

このメニューが生まれるきっかけになったのは、意外な場面で。

起業してから絵とは全然関係ない心の勉強をしていて、そのスクールのメンバーで集まって勉強会をする機会があった。
別の方が場を仕切り、みんなに「得意なこと」「好きなこと」などを質問していた。
私は、みんなの話を聞くのが楽しくなって、ホワイトボードの隅に、みんながした発言を絵で描いていた。

それが、みんなにとても喜ばれた!

自分にとっては、ラクガキ。。
でも「面白い!」「気分上がる!」と口々に言ってもらえて

私って、好きなことしてるだけで喜んでもらえるんだ、役に立てるんだ
と、嬉しくなった記憶がある。

それと同時に、実は密かに思っていたこと…
イラストルポ(当時は、インタビューをして、後日家でじっくり仕上げていた)の一歩先。

「その場で、話しながらイラストルポ描けたらいいよなぁ」

という気持ちが浮上してきた。

できたらいいなと思ってたんだ。

お話しして、相手の良いところや本音を発掘して
心をときほぐす。
販促をつくるのではなく、自分を知ってもらって背中を押すメニュー。
それがイラストで即興でできたらめっちゃ楽しいし最強だなって。

でも

話して聞きながら描く

そんな神業、無理だよな、とも。

この日、みんなの前でライブでラクガキをして

「できるかもしれない」
「やってみよう」

そんな気持ちになっていた。

本番に行く前に、小さく練習する

それから、周りの友人たちに
「こんなメニューをやろうと思っていて、練習台になって欲しい」
とお願いして、10枚近くサンプルを描いた。

今も仲良し愛さん!の6年前!本質は変わってないね〜


じぶせかノートヘビーユーザーのしょうこちゃんとの出会いもこのころ


描けた!!!!
複雑な絵は描けないけれど
私的に、教科書やノートの隅っこに描いていた
「ラクガキ」と思うくらいの絵なら、描ける!!!

そして、ラクガキと思っているのは私だけで…

今では、お客さんから「ラクガキじゃないので、ラクガキインタビューっていう名前やめた方がいいと思います」と言われ、ネーミング思案中だ。

これは、、楽しい。
本人の気づいてない素敵な部分を伝えられて、嬉しい。
お客さんの喜ぶ顔を見れて、変化を見れて、嬉しい。
これ、私の大好きが詰まったやつだ。

嬉しい、楽しい、大好き。

ドリカムも流れ出すというもんだ。
絶対できないと思っていたラクガキインタビューは
今も私の看板メニューだ。

実践の中で修正する

仕事は、このメニューに限らず、すべてがトライ&エラーだ。

ラクガキインタビューは大好きだけど、失敗や難しい事例もたくさんあった。
最初は純粋なインタビューだったものを、クオリティを上げたくなり、ニーズもあったので「販促」として描こうとしたら窮屈になってしまって描けなくなったり。

「絶対に本音を言わないという強い意志」で戦いに来たお客さんがいたり(マジでなんでだったんだ笑)

その度に「どうしたら今回つまずいた部分を解決できるんだろう」と少しずつ修正・改善しながら進んでいる。

失敗の改善だけではなくて「もっとこうしたら喜んでもらえるかも」「このメニュー、こんな場面でもお役に立てるのでは!?」と発展させることもある。

仕事は、いつもと同じ生活の中で見つかる


ふんわりと「これ、できたらいいな」が思い浮かぶ。

でも、難しそうだ。と、妄想のままで時が過ぎる

ふとした瞬間に「できるかもしれない」というきっかけを掴む

小さく練習からやってみる

できる!と確信したら出してみる

みんなの反応を見ながら、トライアンドエラーで育てる

これを繰り返してる

私はふんわりと「できたらいいな」が生まれた瞬間から
そのきっかけを掴むまで、アンテナを張り巡らせてるんだと思う。
SNSでつぶやいたり、友達に話してみたりもしている。

無意識のようで、すごく意識して生きてる。
結構計算しているかもしれない笑

そして、そのサイクルで物事が生まれるのに気づいてから
人に、さりげなく「きっかけを掴む瞬間」を投げたりもしている。
ネイルを仕事にしたら良さそうだよなぁ…と思う友達に
(そんな話はしないで)
「私のネイル選んで欲しいの!そして塗って欲しい」
とお願いして、実際に仕事になったり
これ手伝って!って声をかけたり
この人とこの人が出会ったら、何か生まれるかな?という場を
お茶会的に作ったり。
上手くいったら心の中でガッツポーズ。

事業計画ー!価値提供ーー!!と机の上で
頭がぐちゃぐちゃになってしまった時は
「一旦」それを置いておいて

普通の生活の中で
自分の心
周りの人の反応
それに純粋に集中してみるのは、いいかもしれない。
仕事って、生活の一部で、人と人とのかかわりだから。


知識やテクニックは、走りながら必要なタイミングで増やしていったらいいんだから。


(ここまで読んでいただきありがとうございました!参考になったよ!という方はスキ♡をつけていただけるととても嬉しいです😆)



【宣伝ダヨ】

そのサイクルを一人で掴むの難しい!
そもそも、自分の棚卸しができてなくて
「これできたらいいなぁ」が浮かばない!
なんて人は
人、っていうかしゃおりに話して引き出してもらうのもオススメです。

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