11月12日（土）関東甲信越アライアンスビジョンミーティングが開催されました。
今回は、新潟県柏崎市の「ハコニワ」の視察もセット。
関東甲信越アライアンスメンバーである新潟市の稲葉がレポートします。

民間企業が公園をつくる新しい取り組み「ハコニワ」

まずは、NPO自治経営の関東甲信越アライアンスのメンバーでもある飯塚さんがてがけるハコニワを見学。
ハコニワについて、飯塚さんが書いたこちらの記事を要チェック！

しかし今回のビジョンミーティング。なんと、理事長の東さん、そして飯塚さんまでもが、直前にコロナ感染症の濃厚接触者となってしまい参加を断念…。
こればっかりはしかたない…が、会いたかった！😭

驚くほどの秋晴れの中、視察スタート。
しかし、案内役が不在。。。そこで、ハコニワ常連の新潟県庁の吉野さんが急きょ案内役になってくれました！さすが吉野さん！かっこいい！

不動産業の経営者である飯塚さんは、都市経営プロフェッショナルスクールでエリアリノベーションの考え方に出会い、先に入居者を決めてから開発をする「逆算開発」でハコニワをスタート。

入居しているお店は、地元で営むお店のみ。
地域経済循環を意識した、まちを豊かにする戦略です。

旧サッシ工場だった空間は、木と植物と家具で温かみのあるおしゃれな空間にリノベーション。徐々に規模も拡大し、ダンススタジオやレンタルキッチンなどの事業も行っています。
目の肥えたメンバーたちからは、断熱や空調、利用する客層など、様々な感想や質問を共有していました。

視察の後はお待ちかねのkitchen105でのコースランチ。

店主の西村さんは、地域に何を残せるかを常に考えているパブリックマインド満載のシェフ。
地域の食材を使うのはもちろん、いかに稼いでまちに還元するか、地域の子どもたちに何を残せるのかを考え抜いている姿には感動すら覚えました。

料理は抜群においしく、満足度☆☆☆☆☆！
お店をはじめるときには、ランチで2,000円以上の価格帯について、「高い。この地域では厳しいのでは」とも言われたそうですが、同価格帯のお店がないことからイケると判断。
今では、地域外からも多くお客さんが押し寄せるお店になっています。

楽しい会食のあとは、地域の公民館でビジョンミーティングスタート。

洞口副理事長から、NPO法人自治経営について、改めて説明を受けました。
私自身、メンバーであるものの全容を理解していなかったため、話を聞けて理解が深まりました。

人づくり、事業づくり、そしてネットワークづくり。
ゆるいネットワークづくりではなく、自ら考え、動ける人を増やし、事業を増やすことで、日本を変えていこう！というビジョンに共感。

そのあとは、参加者全員によるディスカッション。
ワールドカフェ形式で、
①　なぜ自治経営に関わろうと思ったか？
②　解決したい地域の課題は？
③　自治経営の事業として何ができるか？
について、意見交換をしました。

行政職員が多かったこともあり、地域課題として、身近な自治である「自治会」の新しいあり方について盛り上がりました。
また、全国で様々な事業に関わる自治経営メンバーの力をもっと生かすために、マネージャーが必要なのではないか？という議論に。
洞口副理事長からは「自治経営メンバーは吉本芸人と同じマネジメントスタイルがよいのではないか」という独特な意見も飛び出しました。

会議の後には、柏崎のおいしい魚とお酒をたしなみながら、夜遅くまで話が尽きることはありません。

レポートは、以上です。
関東甲信越アライアンスメンバーによる今後の新規事業に乞うご期待です！