見出し画像

2/4 ニュースなスペイン語 Variante ómicron(4):オミクロン株(4)

昨年12月6日以来の続報。オミクロン株について、ちょっと気になる記事があった。

オミクロン株の症状(síntoma)は確かに軽い(leve)。しかし、時に(en ocasiones)、感染から回復し、陰性反応(dar negativo)が出た後も、数週間(semanas)、長引く(persisten)というのだ。

特に咳(tos)が続き、気管支炎(bronquitis)を発症するケースも目立つという。長い人は8週間、こうした症状が続くらしい。スペインの医者はこうした症状を「後コロナ症状(síntoma post COVID)」と呼ぶらしい。

デルタ株(variante delta)と比べ、肺(pulmones)での増殖(replicarse)は10倍低いが、気管支(bronquios)での増殖は、なんと、70倍も高いという研究結果が報告されている。気管支炎を発症するのも納得。

以前の記事(昨年12月10日)で、ロングロコナ(COVID persistente)なる症状について紹介した。これは、コロナに感染した後、完治して陰性反応が出ても、なお、咳、倦怠感(fatiga)、頭痛(dolor de cabeza)などの症状が続くことを指す。日本では後遺症と判断されるが、スペイン語圏や英語圏では、コロナの延長としてとらえている(もっとも、国民や役所の理解がまだ追いついていないので、ロングコロナの患者は、なかなか、その苦しみを理解してもらえていないのが現状のようだが)。

スペインの専門家たちは、今回の「後コロナ症状」を「ロングコロナ」の一種と考えるのは、「時期尚早(es pronto)」との見解を示している。と言うのも、ロングコロナは、最低でも(al menos)、12週間続くのに対して、後コロナ症状は、長くて8週間で終息するから、のようだ。

ロングコロナの定義も、もしかしたら、今後変わってゆくかもしれない。

後コロナ症状を発症しているからといって、「こうした人々が悪化する状態にあるとか、他の人に感染させてしまう、ということを意味するわけではない(no significa que estas personas estén en riesgo de empeorar ni que puedan contagiar a los demás)」のであるから、やはり、コロナは完治してるのだ。しかし、症状が続くという。

喘息(asma)などの基礎疾患(problemas de base)やアレルギー(alergia)、もしくは喫煙習慣(fumar)などは、コロナの陰性反応が出てからも、なお、症状が続く因子(factor)になるそうだ。