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9/26 ニュースなスペイン語 Alberto Núñez Feijóo:アルベルト・ヌニェス・フェイホ

小欄でも度々紹介しているが、本日と明日、下院(Congreso de los Diputados)で首相就任(investidura)を目指し、国民党(PP)党首フェイホが方針演説をし、各党からの代表質問を受け、論戦が始まる。

中でも、スペイン社会労働党(PSOE)党首であり、現臨時首相でもあるペドロ・サンチェス(Pedro Sánchez)が一番手強く、事実上の一騎打ちの相手だ。

1回目の投票で過半数(mayoría absoluta)である176票を獲得した者が首相の座に着く。

もし、この投票で両者が過半数に達しない場合、今週末の金曜日に2回目の投票が行われ、今度は、多数決(bastaría la mayoría simple)による採決となる。つまり、賛成票(a favor)をより多く獲得した方が首相となる。

過去の記事のおさらいになるが、国民党は現在137議席(escaño(≒票))を持つ。そして、最大の支持者が極右政党ボックス(Vox)で、同党は33議席(≒票)を確約。そして、ナバラ州とカナリアス諸島州の地方政党から1票ずつ支持をもらう。

これで、172票の支持は約束されたことになるが、しかし、過半数まで、あと4票足りない。

今のところ、この4票を埋める決定的な手立ては、報じられていないので、フェイホは厳しい状況にある。

だが、7月末の総選挙での勝者であるフェイホは、フェリペ6世からの任命を受けているため(8月23日の小欄)、首相の候補者(candidato a la presidencia)という立場にあるという皮肉。

スペイン時間の26日正午12時から、方針演説が始まる。この演説には時間制限はない(no tendrá límite de tiempo)。

その後、記者会見や昼食などが終わった後、下院での議席が多い順(en función del número de representantes en la Cámara conseguidos en los comicios)で、各政党の代表質問が始まる。

各党30分で、社会労働党を皮切りに、ボックス、スマール(Sumar)などの中堅政党、そして、共和主義左翼(ERC)やジュンツ(Junts)といった地方政党などが続く。

明日は、本日、質疑応答ができない議員連盟のメンバーらが質問に立つことになる(hablarán los Grupos Parlamentarios que no lo hicieron el día anterior)。

小生の拙い予想では、サンチェスの方がわずかながら、リードしているのではないか。

恩赦(amnistía)をエサに、カタルーニャ独立派(independentista)らを取り込んだところが大きかったのではないか(もちろん、首相になってからが、大変だが…)。

泣いても笑っても、今週末には、新首相が決まる(多分…)。

写真はフェイホ。首相の座に手はかかっているが、まだ、がっちりつかんで手繰り寄せられる程ではないかも。

出典
https://www.rtve.es/noticias/20230925/asi-sera-debate-investidura-feijoo-orden-intervencion-votaciones-plazos/2456641.shtml