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維新・馬場代表の「共産党」批判 赤旗の反応が矛盾している!

馬場代表は撤回せず

「日本から無くなったらいい政党で、言っていることが世の中ではありえない」

先月23日の「ABEMA的ニュースショー」で日本維新の会の馬場伸幸代表が超辛口の共産党批判をぶちまげました。

共産党からはもちろん反発されましたが、馬場氏は撤回せず。自民党議員なら2日後にはペコリかもしれません。この強気は維新らしいですが、もう一つには発言に共鳴した人が多かったのでしょう。

それに過激発言ですが、共産党も政府批判は激しい言葉を用いるしまあお互い様という気はします。

問題は共産党の反応に「矛盾点」があることです。

朝日新聞が松竹氏除名を批判

話は元かもがわ出版編集長、日本共産党中央委員会勤務員、超左翼おじさんこと松竹伸幸氏の除名処分から始まります。

今年2月17日の「赤旗」に掲載された「「朝日」コラムにあらわれた“反共主義という呪縛”」という論考に注目します。

「朝日」16日付コラム「序破急」で村上太輝夫・国際社説担当が、松竹伸幸氏への除名処分にかかわる論稿を掲載しました。表題は「『民主集中制』という呪縛」です。一読して強烈な違和感を覚えました。「朝日」は8日付社説で、松竹氏の処分にかかわる事実経過をゆがめ、日本共産党に「異論を許さぬ強権体質」などの悪罵を投げつけました。これに対し、本紙9日付の中祖寅一政治部長の論説で、松竹氏の処分は、同氏が党の外から規約・綱領を攻撃し、分派活動を行ったことによるもので、それをゆがめての党攻撃は事実に基づく公正な報道を自ら投げ捨てる行為であることを指摘。また、公党の自主的・自律的な組織運営に対する大手新聞の攻撃は、憲法第21条の「結社の自由」に対する乱暴な侵害行為であることを明らかにしています。

朝日新聞が松竹氏除名を批判したことについて、赤旗が朝日に反論。共産党が激怒です。

え、馬場発言では朝日頼りですか

「結社の自由」への介入、民主主義破壊の行動を続けています。言論機関としての良識を疑います。

先の赤旗記事ではここまで強烈に朝日叩きをしています。ところが馬場発言になるとあらら不思議。

今度は8月3日の赤旗で朝日が社説で馬場発言を批判したことを引用しています。

自身が批判された時は「侵害行為」といい、自身を擁護した時はまるで「さすが朝日新聞」と言いたげ。そして批判者に対して「反共デマ」という表現を用いている点が特徴的です。

「反共」の立場で現在の共産党を批判しているのでしょうか。それだと松竹氏の言説も「反共」ということになります。単純に今の共産党の態度がとても不遜、尊大に見えるのです。外部はともかく内部からの批判に対しては寛容になる。このことを心がけたら「日本から無くなったらいい政党」といったアンチの発言も消えるでしょう。

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