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【天號星 6回目時点での感想・メモ】家族愛(お伊勢&みさき)・銀次と半兵衛・その他

1週間てあっという間ですわね。って日曜の夜に書き始めたはずなのにもう金曜日です、どうして。
さて、天號星始まってから2度目の週末が終わりまして、早いもので私が天號星を見られる残りの回数も半分を切りました。ぴえん。やだやだ!もっとみたい!もっと増やしたい!休みとお金無限にくれ!!!!

第一週目の週末3回は全体を把握すること、そして衣装とセットをずーっと見ていたのですが、第二週目の3回はありがたく前方のお席が当たっておりましたので、お口の形をよく見てセリフと歌詞を聞き取るぞ!&細かい表情や仕草を見る!ぞ!!という気持ちで挑んだのでございました。誰も聞いてないよなあそんな話は。でもこれは自分用のメモなのでそれで良いのである。


1.家族の愛、というテーマについて

①相変わらず「お伊勢〜ッ!🤦🏻‍♀️」ではある

前回↓、夜叉袢纏ズルすぎ、お伊勢さんは究極に「母の愛」を表したキャラクター、って話をしましたね。
相変わらず「お伊勢〜ッ!」と思って毎回見てる。一幕頭から登場するたびにぐずぐず泣いている。あなたの隣にお伊勢登場から泣いてる女が座ってたら私です。身バレです。

半兵衛とお伊勢、め〜っちゃラブラブ♡説を私は唱えておりまして。
白浜屋が持ちかけてきた話を、お伊勢が目配せで断らせた後、半兵衛ちゃんはお出かけしていくわけですけど。それを見た与助とお伊勢さんの

「ありゃ女ですね」
「女ならまだ色気があらぁ、あれは踊り巫女に入れあげてんだよ」
「踊り巫女?」
「歌って踊って神を降ろしてお告げを伝える」
「インチキくっせ〜!!!」
「あれだけの見栄えで入婿に取ったんだ、多少の道楽は多めに見るよ」

って感じの会話がありますが...ここさぁ?!
二幕のおこうさんと塩麻呂さんの

「うちらにみさきちゃんを預けたのも、お伊勢さんの策」

って発言を聞くに!!!
お伊勢さんは、半兵衛の娘であることを知っている。
むしろ知ってるからこそ、自分の身内=自分の目がいつでも届くところに預けておいている、ということでよろしいか?

半兵衛がよく出かけてるのは娘に会いに行ってる、ともちろん承知したその上で、与助に対しては「半兵衛は踊り巫女に入れあげてる」という事実ではあるが肝心なところを伏せた発言を意図的にしてる、ってことですよね...?

こういうとこ見てるとね、お伊勢さん、めちゃくちゃ思慮深い人なんだと思うのよ、私。そういうところに惚れてんの。

そして半兵衛とお伊勢さんが信頼しあってるという事実も確かにある、と思っている。
だって半兵衛さん、長屋のみんなにもはっきりとは伝えていなかったのに、お伊勢さんにだけは「みさきは俺の娘」って伝えて、その居場所について相談していたんでしょう、要するに!

お伊勢さんだって、そのことを伝えるのは必要最低限の人にだけで、信頼できて、かつ殺し屋家業としての危険が少ないと思われる部下のところにみさきを預けてるわけじゃないですか。

実際与助には黙っていたし、いぶきだって「踊り巫女(に入れあげてる)なんてみっともない」という旨の発言をしてるあたり、入れ替わりが起きた後、みさきに怪我の手当てをしてもらうまでは、いぶきもみさきが半兵衛の娘(偽)だとは知らなかったんだろうと思うの。

あ〜もう本当に!!半兵衛とお伊勢さんさぁ!!!!なんて素敵な夫婦関係なの!!!!娘に会いに行った半兵衛が心配でいぶきに迎えに行かせたり、「おとっつぁん、だろ!」「最近外出が多いんだから気にかけてやってよ」あたりの発言もさ、半兵衛のことちゃーんと大事にしてるじゃん。

私には一幕頭から着てるお着物と羽織がお揃いに思えて仕方ないんだよ。シミラールックでかわいい。入れ替わり後の「すぅごい、惚れ直したよ〜!」も、ほんとに「(もちろんぞっこん惚れてたけど、)惚れ直したよ!」にしか聞こえないってば。

あとね、お伊勢さん、権蔵と勇太の訃報を聞いたあと、「いのきちさんたちが来てくれなかったら...」で覗き込んでくるいぶきの視線から顔を逸らすんだけどさ、それって泣きそうだから、なのかもしれない、と思ってる。前方席に座った時、瞳が潤んでたのが見えた、というのもあるけど、発言の節々からお伊勢さんって身内への愛情が厚い人なんだろうと思うから。

だからね、お伊勢さんがみさきを庇うように動いて意識を失うほどの怪我をしたり、致命傷を負ってしまったりするのも、半兵衛とその家族を愛しく思うがゆえだと感じてしまうのよね。

みさきが半銀次にいよいよ殺されかけた瞬間、意識のなかったお伊勢さんが起き上がってみさきを庇いにくるシーンさあ。私は「祈らせて」と言って必死に回復を願ってたみさきの思いに、お伊勢さんが答えたんだと思っているよ。お伊勢、どこまでも母性のキャラクター。愛してる。

だからこそ、だからこそ、、、
「半兵衛!おのれだけは!」で受傷して意識失って、最後もまた「半兵衛!おのれだけは!」で倒れるお伊勢さん、もしかしなくても「半兵衛」だと思ったまま逝ってしまったのかしら...と思うと、どうしたってやりきれなくて号泣してしまう。違うんだよ、それは半兵衛じゃないんだよ。ちゃんと半兵衛はあなたのこと一瞬たりとも裏切らずに愛してたよ、って亡くなる前に伝えたかった。めちゃくちゃ悲しい。昼休みにこれを書きながら会社で泣いてるくらいには悲しい。半銀次の、お伊勢に鑿を握らせたあとに祈る姿も、いぶきが夜叉袢纏を掛けながら最後の仕事の報告をしているときの手の震えも、本当に切なくてさあ...どうか、どうか、彼の祈りがお伊勢さんに届いてるといいな。。。

②みさき...!そんなに抱え込まなくていいんだよ...!!

おれたちみたいなタイチサヲトメのオタクは、すぐ太一さんが中島かずき氏に背負わせられたものの話をするけれど、天號星のキャラクターってみんなそれぞれにかなり背負わされてんね?ということにようやく、ようやく目が向き始めまして。

中でもみさきってさ、、!たぶんあの子10代とか20前後とかそこらですよね?

みさきちゃんがあの街にやってきたのが天號星時点から何年前なのか計り兼ねてる(個人的には3年くらい前と踏んでる)んだけど、その歳で急に母から「一緒に暮らせなくなったから、江戸に住んでる(偽の)父親のとこに行きな!」って旅に立たされて、なんだか運良く(偽の)父親を騙せて面倒見てもらって、周囲の人たちからも溺愛されて...いや、つらくない?!みさきちゃんほど聡くて目端のきく子にとっては、その生活罪悪感すごいんじゃない?!

再会した弁天に捲し立てるところではわりと明るく元気に「騙してるようで申し訳ない!...まぁ、騙してるんだけど。。。」してるけど、、、

二幕頭のお歌、ちゃんと聞き取れたら改めて書き留めるが、
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「幸せを手に入れたことが神の怒りに触れたのでしょうか」
「嘘が暴かれる」
「天が人の愚かさを笑っている」
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みたいな歌詞が入っているように思う。

みさきちゃん、普段から周りの人たちがいい人であればあるほど、自分を取り巻く環境がよければよいほど、幸せであればあるほど、「人を騙して手に入れた幸せ」であることへの罪悪感が募ってるんだろうなって。。

そんでさらに自分の力が影響して「騙してるのに優しくしてくれる父親」が大悪人との入れ替わりとかいう激ヤバ禍いに見舞われているわけでしょ、命の危険まであって。そりゃ「私のせいで...」って思い詰めるよね。

そんな状況でも半銀次は「娘は娘だ!」って言い続けるし、お伊勢も(偽とは知らないけど)「半兵衛さんの娘なら私にとっても娘」と言うし、おこうさんと塩麻呂さんも深い愛情を持ってみさきを見守ってる。長屋の人たちも(半兵衛の娘だという認識のもとで)みさきちゃんのことが大好き、なのだよね。

これらの、言ってしまえば「他人」から無条件に注がれる愛情、罪悪感を抱えてるみさきにとっては正直プレッシャーになっているのだと思う。
二幕半ばまで、「半兵衛さん」呼びで、「私は...偽だから...」してるのは、こうした他人からの愛情を全部ひっくるめて「私が受け取るべきではないもの」と否定して、自分を責める言葉なんだと思うのね。つらすぎて泣いちゃうね。そしてそう考えた時、ここの久保史緒里さんの「私は...偽、だから。。」の言い方うますぎるね?

みさきの半兵衛への呼び方の変遷、結構面白くて
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①一幕四景の神降ろし堂(神降ろしの儀→天號の星の神託)では「おとっつぁん」(※乗り移ってる時は「藤壺屋半兵衛!」だけども)
②一幕七景の神下ろし堂前(弁天との再会、「騙してるみたいで〜」のとこ)では「半兵衛さん」
③二幕八景の長屋前(銀半兵衛の襲来)では、お伊勢に襲いかかる銀半兵衛には、思わず「おとっつぁん!」
④二幕十一景の長屋の表と裏手では半銀次を他の人に説明するときに「半兵衛さん」&「私は偽だから」発言
⑤二幕十三景で長屋にやってきた銀半兵衛への啖呵で「半兵衛さん」、最後去っていく半銀次にようやく「おとっつぁん!」「ニセモノだけどそう呼ばせて」
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と変わってく、と、思う。見て覚えた記憶の限りなので信用しないでほしい。たのむね。

③の途中で一回だけ「おとっつぁん!」が零れ落ちるのはなぜなのだろう。わかってるはずなのに。これが打算なのか、思わず出たものなのか、自分の中で解釈できていない。半兵衛を父と慕っていたからこそ、その姿を見て溢れでたように、今の私には見えているけど。

②を見てると、もしかしてみさきちゃん自分1人の時とか弁天とやり取りする時は普段から「半兵衛さん」って呼んでた?!?!もしや半兵衛にそんなに心開いてなかった?!?!って思ってしまって、半兵衛の気持ちになって「そ"ん"な"ぁ"ァ"😭」になる。が、弁天に対しての「あてつけ」の可能性もあるよね。全然仲良くやってそうだったもんね。

①の頃は騙しているけど生きるために仕方ない、ごめんなさい。でも人として慕ってる
②は本音と弁天への怒り
③〜④の頃は本人にもニセモノであること、騙していたことを知られてしまっている、嫌われているはず。それでも半兵衛のことを慕ってる自分を自覚
⑤でお互いがお互いを大切に思ってることを認める
ということなんだろうと思うんだけど。

そう考えるとさ、自分の娘じゃないとわかったあとも、「娘は娘」と言い続けた半兵衛って。半兵衛って!!!!!!!!あんだけ落ち込んでたんだから相当の葛藤があったはずじゃない。
一幕が終わって、二幕の幕が開いた時にはもう覚悟が決まってんだよな、彼。娘じゃないとわかった時には「みさきだけが俺の希望だったの"に"ィ"〜😭 な"ん"な"ん"だ"よ"ォ"お"れ"の"じ"ん"せ"い"〜😭」ってべそべそしていたのに。
一幕終わりには「俺が強くなればみんな守れる!俺自身も、他の誰かも!」になっていて、二幕が開いたら

無慈悲に襲いかかるのは運命
抗うことが生き様の証明
俺は剣を振る一生懸命
轟く雷鳴極まる混迷
負けてたまるかべらんめえ

って。抗うことが生き様の証明って!!!!ド覚悟決まってんじゃんかよ。
かっっっこいいんだ〜🤦🏻‍♀️🤦🏻‍♀️🤦🏻‍♀️半兵衛の話になってきちゃったな。でもこの、すぐに切り替えて一貫して「義理でもニセでも娘は娘!」て言い続けられる半兵衛と、なかなか受け入れられない娘たち2人の対比がね。それは積み重ねてきた人生の長さの差なんだと思う。それを22歳、27歳、32歳に演じさせてるのたまらんね。

そんなわけで、みさきに着目して見る天號星、
「20歳前後の女の子が、他人から与えられる無償の愛を信頼して受け入れるまで、受け入れられる自分になるまでのストーリー」
だった。

きっと他の誰かに着目して見ても同じように、天號の星の禍によって引き起こされた非日常に直面して、それぞれがそれぞれに人生の選択をしていく物語になっているんだと思う。やっぱり回数足りないね。もっと繰り返し見たい。

2.半兵衛と銀次、半銀次と銀半兵衛

①入れ替わりによって2人に起きた変化

↑の段で「誰に着目して見ても、入れ替わりによって引き起こされた非日常に直面し、その人が変化していく様が見えるはず」という話をしたが!

これはもちろん半兵衛と銀次も例外ではなく言える話なのだと思う。

元の半兵衛は身内を思う気持ちは強いけど、
・臆病、逃げ腰、へっぴり腰
・守られる立場
・「こんなところで死にたくない!」
・殺し屋家業の表の元締めをしてるくせに、「無関係でいられる」と思ってる、覚悟の決まってない男。

正直、いぶきが半兵衛を父だと受け入れられないのはこういう狡いというか、無責任なところだと思う。そういう裏稼業している家に生まれて、自分も家族も仲間たちも、依頼人をも守りながら強く強くって生きてきたいぶきにとって、後から婿入りしてきて、あるものと言ったらコワモテな顔だけで、何にもできない義理の父親。きみなら愛せるか?むりだよな?

母がなんで半兵衛をそんなに甘やかしてるのか理解できない。腹立つ、と思ってたと思う。

じゃあ半銀次になった半兵衛は?というと。
・敵に突っ込んでいける勇気、あるよな?!
・↑は、若い身体と鍛錬で手に入れた「力」に依存
・俺が強くなって「みんな守る」
・初めは「半兵衛であって銀次ではない」を主張しているけど、最後は全ての罪を背負って銀次を名乗り、江戸を出る覚悟を決める

この人間性が変わったからこその、最後のいぶきの「おとっつぁん」呼びだったんだろうな〜。

みさきが「おとっつぁん」と呼ぶに至ったのは入れ替わり前から変わらない半兵衛の優しさや心根の部分を信頼したからで、いぶきが「おとっつぁん」と呼ぶのは変わった(成長した)半兵衛の根性とか覚悟の部分を認めたからな気がしている。

一方の銀次はというと、元は
・強さが正義、人を斬って強さを証明することが(朝吉と同じように)真っ直ぐただただ大好き
・「もとより惜しくもない命」

だったのに、銀半兵衛になってからは
・「強さがなければ他の力を手に入れればいい」
・金も名誉も力も若さも手に入れる計画☜頭を使い出す
・「お前(朝吉)なんかに構ってられるか」→欲が出てきた

狸の皮算用しまくって、欲を掻いて、最終死ぬなんて、元の銀次なら絶対しなかっただろうに。頭を使わず純粋に本能のままに悪いことしてきた悪人が、頭を使い出した結果敗北するっておもしろいわね。

②入れ替わり、そのものについての疑問

わしはずっと不思議なことがある。雷が落ちた時の位置と力の向きからして、倒れてる場所逆では?ということだ。

疑問の発端は、弁天とこくりが雷に打たれた2人のうち片方だけをお堂の中に運び込んでるのってなんでなんだろう。ってところから。

いくらそっちとだけ事前に話してたとしても雷で吹っ飛ばされてる人たちがいたら(しかも「襲いかかった方」と「襲われ方」がいたら)、両方もしくは襲われた方を助けたくなりそうに思って。占いの結果通りのことが起きちゃった、という一種の罪悪感とか責任感みたいなのとかあるのかな、なんて考えてたんだけど

待てよ?????????

雷に打たれる時って斬りかかられた半兵衛は下、斬りかかってる銀次が上、じゃない???草むらに吹っ飛ばされるとしたら銀次の体な気がするんだよな...。

お堂の入り口は開いていて、
・斬りかかられた半兵衛が下、かつ、お堂の扉の柱に体を預けて
・斬り掛かる銀次は上から覆い被さるようにして
雷に打たれるわけじゃん。

しかも、焼け焦げた身代わり観音のお札を見る限り、雷にまともに打たれてるのは半兵衛の体なんだよ。。

絵心が壊滅的なのは許してほしいんだけど、衝撃の向きってこうじゃね?という...
お堂の前に倒れているべきは、本当なら半兵衛の体な気がするんだ...

どうでもいいけど気になるんだ、、、

他人の体という器に自分の心(中身)が入っちゃったんじゃなくて、自分の心(中身)があるところに他人の身体という器がやってきた、ような気がするんだ...

だからなんだというわけではないんだけどさ!
まだ言語化できてないんだけど、なんかその方がしっくり来るんだ。そうした方が、「オマエの中を/アンタの中で サバイブしてやる」の意味合いとか、最後に生き残った半銀次の「意識」と「身体」どちらが本物か、みたいな部分が、私的にしっくり来るんだ。それだけ!

3.その他もろもろのメモ書きたち

①"天號星"とは

天が號する星、なのかしら。
號、号令の号に、虎、ですよ!どんな意味なん?!って調べたらさ。

[訓義]
1. なく、大声でなく、虎がうそぶく。
2. さけぶ、大声でさけぶ。
3. なげく、なきかなしむ。
4. よぶ、よびよせる、なづける、となえる、つげる、いいふらす、命令。
5. な、よびな。
6. うわさ、評判。
7. しるし、あいず。

これさぁ...どうやったらこんな...えぇ...
天が泣いてるとも、天が叫んでるとも、天が呼び寄せた、とも取れるってこと、、?そんな、、、オタクに都合のいい、、、みんなはどれが好き...「厄介な星回り」って言われるあたりさ...泣いてそうだよな...

②鑿

半銀次が最後銀半兵衛にトドメ刺すのって、大工道具の鑿じゃん。明神や白浜屋が企んでた堤の決壊も、長屋のみんなと止めるじゃん。

「俺は剣呑長屋の出」「俺は飛騨の渡り大工の半兵衛」って、劇中で何度も繰り返される半兵衛のパーソナリティ、二幕になって舞台がほぼ長屋になるとこ、しっかり振り返ってみると天號星って本当に半兵衛という1人の男の人生の話なんだなあ、と思う。

③半銀次と銀次を演り分ける推し〜ッッッッ!!!!

天才か?????????いや、天才なのは知ってたが。

銀次のお口は、きゅっと閉じてるか、口角上がってる
お目目はぎょろっと動いて対象を確認し、その後で顔と首が動いて方向を変える。

けど、半銀次は意識失ってる時からお口開いてるし、普段も半開き。頬から下の筋肉の力が抜けている。
しかもすぐ見たい方に顔が向く。ちょっと幼い感じのする動き。
歩き方や立ち姿が違うだけでもびっくりしてるのに、体の動かし方の法則すら変えられるのかよ、そんなことって。意識したからと言って2時間半できることじゃないだろ!!!

そりゃね、気の張った顔と気の抜けた顔って、言葉で言えば簡単だけど!

あの人声質どころか喋る時に使う顎の筋肉の位置も違ってるんだよ、まじかよ。あんだけの立ち回りもしつつ、途中でまた入れ替わったりして?!それを使い分けられるなんて正気の沙汰じゃないだろって思っちゃう。いや、推しのお方が人の域を超えてるのはいつものことだった。

立ち回りもさ、半銀次は銀次より刀の扱いに慣れてなくて弱っちいのが、だんだん馴染んできて強くなる、それはそうなんだけども!強くなっても銀次と半銀次は全然違う動きするんだよな。

黒川堤で大勢の黒刃組を相手にするときの半銀次、真面目に戦ってんのにずっとコミカルなんだよ、でも強い。不思議。どーーーなってんの。

殺陣によってその戦いに余裕があるかないか、どちらの力量が上か、その人の性格がどんなものか、攻めるのか守るのか、みたいなことが表現できることすら、私にとっては信じ難い、どうやってんの?という感覚なのだけど。

今回の太一さんって、
バチボコ強い俺様系つよつよ殺し屋
(反射◎、運動神経◎、技術◎、闘争心◎/*愉悦)

中身かわいいおっちゃんの身体はつよつよ殺し屋
(反射◎、運動神経◎、技術×、闘争心×/*➖臆病)

中身かわいいおっちゃんが、強くなるぞー!ってしてるときの身体はつよつよ殺し屋
(反射◎、運動神経◎、技術△、闘争心○/*開き直り)

中身かわいいおっちゃんが勇ましくなり、身体はつよつよ殺し屋
(反射◎、運動神経◎、技術○、闘争心◎/*覚悟)

みたいな複雑すぎることしてらっしゃる。
/から右はバフのイメージね。
んで、なぜそれが見ているこちらに伝わるのだ。意味がわからん。すごすぎるだろ。

視線の位置とか、動き方とか、もっと細かく見たい。次、がんばります。

④わりとどうでもいいメモ

・1番最初の場転、いつ命火でてきてるのかしら?
...気になって3回目見た時確認した時からずっとお気に入りのシーンなんですが、舞台が回って地名と店の名前の提灯が出て、人々が行き交ってるなかで、中央下手側にゲロ吐いてる酔っ払いがいますでしょ?あの人に隠れるようにして蝋燭出てきます🕯️アレは必要な酔っ払い、必要な嘔吐🤮

・最初の場面のセットの提灯。
ってさ〜

一 雅   嶋 独 宇 新 品 小
富 屋   屋 楽 﨑 町 川 田
士       屋       原

みたいになってるじゃない?

あれってどういうこと?地名かと思いきや地名じゃないし、でもとりあえず江戸っぽい気はするけど。謎。
小田原→品川、は東海道かな。その向きで行くと品川より左は日本橋とか、江戸の中心地になるのだと思うのだが。お店の名前かねえ。

・音。
料亭?のシーンで他の座敷なのかなんなのか人の笑い声が入ってることとか、3列目に座って初めて気付いた。
あと何度か劇中で人を左右に揺さぶるシーンがあるけど、朝吉を揺さぶってる時だけ「びよんびよん」みたいな、「ばいんばいん」みたいな音入っている、他の時は聞こえない

・メイク?
黒刃組の手練たちを銀次が屏風ごと斬って(?)出てくる時、黒刃組の人たち傷描いてる?きのせい?額に血が見えた気がした

・バイト
一幕四景の神降しのバイトですが、藤壺屋メンバーと弁天こくりペアを観測した気がする。
みさきちゃんにお札を書いてもらうための列に、1人だけめっちゃ唐草模様であやしい風体の男がいて、そいつめっちゃ浮世絵柄の子達にちょっかいかけてる。
☞多分この人と同一?黒地に水玉模様のお着物+唐草泥棒ほっかむりお兄さんは河野さん


まぁそーーーんな感じかなあ。
来週にはmyメモのための香盤&セット&お衣装表を完成させたい所存。ちゃんと見るぞ〜。
あと立ち回りね!殺陣に目がついていってないところがあるので、しっかり手を見たい。目標!

おーわりっ✌️

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