奇跡はわりとよく起きる

年明け早々、『義母と娘のブルース(通称 ぎぼむす)』の再放送とスペシャルを見てました。
もともと、ぎぼむすは綾瀬はるかの腹おどりが話題になって(腹おどりというか、お腹に絵を描いて出てくるってこと自体が)「さすがはるかちゃん」と思ってましたが、今回も考えさせられる言葉があったので、簡単に感想を残しておきます。
いつもみたいに見出しつけられるほど精査出来てないので、メモ書きですね。
ぎぼむすのあらすじをはしょって、いきなり本題から書きます。

ドラマ再放送

あんたの役目はそんなことじゃないだろ。悲しむことだよ。みゆきちゃんと一緒に。みゆきちゃんの母親はあんたしかいないんだよ

第6話の良一さんのお葬式のシーンは涙なしには見られなかった…。
シンパパの良一さんが、娘のためにキャリアウーマンの亜希子さんに結婚を申し込んだわけだけど、このお葬式までは亜希子さんもやっぱり「本当の母親になれない」って一歩引いてた(か、引いてないといけない気分になってた)んだろうな。だからこそ、式の進行に気を取られて仕事モード発動だったと…。
でも、娘のみゆきちゃんも仕事しだしちゃうという。もうちゃんと親子じゃないか、って思っちゃったけど、不動産屋さんの下山さんのこの言葉で亜希子さんの感情が押さえられなくなっちゃうところ、感情移入してしまった。。

自分の人生の責任は自分でとるしかないんだから、自分の気持ちも大事にしようって気付かされた。

お葬式じゃないけど、私は自分のサークル卒業式のあとに、誰も片付け始めなくて困ったから、1人片付け始めた記憶がよみがえってしまった。私主役じゃないのと思いながら…。ほんとは私だってもうちょっと卒業を味わいたかった…。(そういう人がいたら周りの人が率先して片付けしてください(圧))

特別ドラマ

亜希子さんが再建に向けて奮闘していた企業が乗っ取りにあってしまったが、そのハゲタカファンドの担当者(岩城良治)が他界した夫、良一さんにそっくりだった。これだけでもかなり奇跡起きちゃってるじゃない。
でも、実際は良一さんとは真逆のハゲタカ良治な訳で。そりゃ大好きだった良一さんの顔すら見たくなくなるわな…。

やたら「一種のミラクルですね」という岩城に、「いいえ。ほんの小さな奇跡です。」と返す亜希子さん。
本編のドラマでも「奇跡はわりとよく起きます」っていってたものね。岩城の色仕掛けにそう簡単に引っ掛からないのがさすが…。って思ってたけど、そんな亜希子さんもやっぱり恋することはあるんですね。
完璧そうに見えたけど人間らしいとこが見えてそれもよかった(何目線)

結局、岩城はずるいままだったし、岩城の元妻と岩城の気持ちを知って亜希子さんが引いたところ、切なかったけど美しかった。
そのあと、娘みゆきちゃんと岩城の悪口大会してたとこも、面白くて。

「だいたい、ああいう髭を生やしてる人はナルシスト」
「ミラクルとかやたら英語使いたがるなんて、奇跡と言え」
…私も同じこと言いますな。もっとひどいこと言いますわ。ほんそれ。

でも”あした”ってのがよかったですね・・・。会えるんですよ、次の日もひげは…。良一さんとはもうどうやったって会えない。明日は永遠に来ませんから…。そこだけはあのひげの勝ちでしたね。そこだけですよ。

…どんなに嫌いでも、また会えるってのはいいこと。(もちろん嫌いの程度によるけど)
でも、みゆきちゃんの

嫌なことをいい思い出に変えればいい

作戦、すごくいいなって思って。

過去に私もだいぶひどい言葉で罵らないと気がすまないくらい、嫌な経験をしたことが何回かあって、もちろん失恋もあるんだけど(基本振られてる)、
例えば失恋なら「振ったお前のことなんか二度と好きにならない!」って感じなのね。
で、そもそもその人とはかなり接触を減らすし「気持ちが変わってその人と復縁」は絶対ないタイプ笑。恥ずかしながら、恨んでるかもレベル。

だけど、確かにいい思い出に変えられたらすべてが許せる気がしてきた。別にその人に何かしてもらわなくても、他に自分を大事にしてくれる人がいたらそれで気が楽になるのではって。恨み続けるのも気分がいいものではないし、何より自分の人生楽しみたいものね。自分のこと見捨てないでくれた人がいるのかなって思えたから、ちょうど今そんな感じ。

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