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「97歳医師」にあやかりたい

 東奥日報紙面で「97歳医師まだまだ現役 岩男外科皮膚科医院・鈴木院長」という見出しに目が奪われた。
「患者がいる限り続けていきたい」と話す鈴木岩男先生の写真から、とてもそんな年齢は感じられない。
 記事を読むと、注射も自分で打つというから驚かされる。
 X(旧ツイッター)では、歌手の矢野顕子さんが「わたしの叔父です」と呟いていた。

 青森県保健統計年報「医師・歯科医師・薬剤師数、年齢(10歳階級)別及び平均年齢」をみると、医師数は2505人(2010年)から2631人(2020年)と増加しており、平均年齢は50.4歳(2010年)から51.2歳(2020年)と推移している。

 この10年間(2010・2020)における年代別医師数を比較すると、20歳代は183人から289人、30歳代は464人から425人、40歳代は619人から466人、50歳代は587人から585人、60歳代は347人から529人、70歳代以上は305人から337人と変化がみられる。

 2030年には、増加した20歳代医師が中堅医師となって専門医療を担い、高齢医師が高齢者を診療する青森県の姿が想像される。
 願わくば、診療される側ではなく、医者を続けていたいものである。

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