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『 Baby,Alright~you can see the light~』

今回はリリックを先にどうぞ。
説明、考察はその後に記載しております。
(考察から読みたい方は目次をクリックして飛んでね。)

『 Baby,Alright~you can see the light~』

ねえ、ただこのままずっと一人で
膝まづいても 行く宛はない
君がこのまま泣きたいのなら
何も言わずに ここにいるから

信じることに疲れたのね。
なら、ただその背中をギュッとして温めよう

Baby,Alright. You can see the light.
俯いてないで そっと深呼吸して
Baby,Alright. You can see the light.
「大丈夫だ。」って声に出して言ってあげるよ

君はそのままで、『大丈夫』。

酷くスパイシーな夜 君がいればスウィートな夜に
待ち伏せしてるワクワク
一歩踏み出せば きっと行ける
前向きだけじゃ生きていけない でも後ろ向きじゃ歩けない
だから、そっとその背中を押せるように歌いたい

Baby,Alright. You can see the light.
無理なんかせずに そっと深呼吸して
Baby,Alright. You can see the light.
「大丈夫だ。」って声に出して言ってあげるから


たった一粒だけでも
君の悲しい涙を減らしたいんだ
だから、そっと ただ もっと
そのままでいいよ。

君を待つ人なら ここにいるから

Baby,Alright. You can see the light.
俯いてないで 深呼吸してみせてよ
Baby,Alright. You can always see the light.
「大丈夫だ。」って声に出して言ってあげるよ


Baby,
you gonna be alright,
you can see the light.



【ちょいと説明とJillyの呟き】

お楽しみいただけましたでしょうか?

現行で歌ってるオリジナル曲では一番古いと思われます。
あ、最近はほぼやってないな。
この曲が私のレゲエシンガー人生を最初に押し上げました。

当時組んでた楽器陣やソンマンに
「これ…、20代が書くもんじゃないやろ…。人生何周かした人の歌詞やで。」
と慄かれた一曲。

別にポジティブなことを書こうとした訳ではなく、
ただただ♪Baby,Alright.You can see the light.♪というフレーズが
最初にぽこっとうまれただけ。
未だに「生まれた」のか「産んだ」のかは分からない。

色んな人が口を揃えて「あれ、良いですよねぇ…。」と言ってくれるフレーズが

”前向きだけじゃ生きていけない でも後ろ向きじゃ歩けない”

これをサラサラッと紙に記した時はなんだかジーンとした覚えがある。
このフレーズを使うか、実は凄く悩んだのです。
レゲエってポジティブじゃないといけないんじゃないの?
みたいな阿呆としか言えない誤解が当時は自分の中にあったから。
「”後ろ向き”とか言って大丈夫!?」みたいな。

ただ、実際、私は人生の闇夜みたいなところももう知っていたし、
そこを自分に鞭打って(当時はね!今は打たないよ!)立ち上がり
走り抜けて生きてきたし、
そういう…なんていうのかな
”暗闇を抜けるために前を向く”という強さは私の切り落とせない部分で、
共感や迎合の為に自分を抑えるということはしないでおこう、
私の書けるものをちゃんと出そう、とこの歌詞を出すことに決めた。

うーん、大昔のことで、今の私とは思考が違いすぎるなw

今でも記憶にあるのは

”自分を足止めするものは自らナイフで削ぎ落としてまた走り出す。”

美しく新しい細胞を巻くために筋繊維を一度破壊する、的な
真っ暗なままでも無理やり動くことで心身により強い肉を巻くことを選んでた。
当時は自分の人生がそうだった実感があるし、当たり前のようにそう生きてた。

それが、血と涙と汗でぐちゃぐちゃであっても。

ホント、気ぃ狂ってたよねw
insaneとはまさにこのこと。
手枷が外せないなら腕ごと切り落として仕舞えばいいじゃない、
ぐらいの感覚だったもんねぇ(遠い目


そんな所から、”歌う自分”という一発目を実現・実感したことで
人生というものにすんごい歓びを見出しちゃった辺りに書いた曲。
ステージの歓びを知り
私が歌うことでニコニコしてくれる人達がいるなんて
私はなんて幸せなんだろう!
と実は帰宅してから号泣した日もあったのですよ。

皆、本当に、
ほんっとーーーにありがとう。

今でも歌う歓びに涙することはあります。
そして、今は、そこに”悦び”も入ってる。
そういう自分でいられる「人生の”艶(つや)”」みたいなもの。


『あいにいこう』の前。
riddimはSinging Melodyの”Want You Back"。
あら?原曲と逆のもん書いちゃってるじゃん!これ、レゲエ的には良いのか?
不思議な場所で節が変わるっていう理由でブリッジ作った覚えがあるな。
でも、それが功を奏した一曲。
奇跡の一発!ってやっぱりあるよねぇ(爆。

リリースバージョンはかなりしっとりなんですよ。
それはそれで好きなのだけど、このリディムでも録り直したいな。
なんかこう、弾けるような「方向の明るさ」ってのももう一回出したい。

 

 ベイビー、大丈夫だよ。光は必ず見える。
 無理して押したりはしない
 すぐ近くにいる
 ちゃんと、ここにいるから


今の私なら、きっとこういう感じで書いているかな。
歌詞の中ではまだ押そうとしてるもんねぇ。
若気の至り…!

あれ?ってことは、
私の基本のスタンスって、ずっと変わってないんじゃないか?

「実は自分のことを書いてただけ。」ってのオチなの!?



明るい時も苦しい時も、どちらの時でも聴いていただければ。
そうしてもらう側でも
そうする側でも
どちらにでも居ていいんだよ。

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