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ホームレスの帝王

以前、私が今よりもずっと若い頃、繁華街のマクドナルドの店の裏に置いてあるゴミ箱には、大量の廃棄バーガーが山盛り捨てられていて、その廃棄バーガーを食い漁るホームレス達がいたという話を、聞いたことがある。勿論、ホームレスにも縄張りがあるので、その地域周辺を仕切るホームレス達がという意味である。その当時はバブル全盛期で、その影響もあってか当時のマクドナルド創業者:藤田田氏の何分だったかは忘れたが、作り置きしたハンバーガーは決められた時間を過ぎても売れ残ったバーガー達から順に、次から次へとゴミ箱へ捨てられていった。お客様にはいつも出来立てのハンバーガーを召し上がって頂きたいと言うのが、藤田氏の経営理念だったからだ。そのお陰で当時のホームレス達は、バブル期の飽食の時代を満喫していたのだった。まぁ言ってみれば、循環型社会が上手く機能していた時代だったとも言える。しかし、余りにもマクドナルドの店の裏通りが大繁盛した為か、破棄バーガー達はその後、暫くして姿を消した。今思うと恐らく、野良猫のネットワークビジネス師の親玉か、カラスのカー君が電信柱からその光景を見ていて、マクドナルドの店長(鴨頭嘉人:元マクドナルドのユーチューバー)に告げ口したのだろうと思う。

神との対話の著者:ニール・ドナルドウォッシュも不慮の自動車事故で職を失いホームレスの生活を1年以上も送ったらしい。金持ち父さん貧乏父さんの著者:ロバート・キヨサキは、夫婦で車上生活を送って、不動産投資のための資金を貯めたと、聞いたことがある。我が国の景気が深刻な状況に入ったのが2000年以降というか、 小泉、竹中路線時代で、小泉が当時叫んでいた。『自民党をぶっ壊す!』という意味は日本国民(弱者)をぶっ壊す!という意味だったという事を、悲しいことに当時の一般大衆は誰一人として気が付かなかったのです。

ホームレス予備軍とは、ある日突然に、運命の悪戯等と呑気なことを言ってられないくらい過酷な出来事が、自分にも巡ってくるかも知れないと、ここでは敢えて真っ赤なふんどしを締め直しておかなくてはならないのかも知れません。

次回まで・・


(注)ホームレス(英: homelessness)は、狭義には様々な理由により定まった住居を持たず、公園・路上を生活の場とする人々(路上生活者)、公共施設・河原・橋の下などを起居の場所とし日常生活を営んでいる野宿者や車上生活者のこと。広義には、一時施設居住や家賃滞納、再開発による立ち退き、ドメスティックバイオレンスのため自宅を離れなければならない人など住宅を失った人のこと。(Wikipedia:ウィキペディア)






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