見出し画像

承認欲求

急におかしくなっちゃう人がいる。まず浮かぶのは、元総理の鳩山由紀夫氏。この人はもともとちょっとおかしかったが、政界を引退されてからは、どんどん高じて来て、中国に尖閣を係争地だと言ってみたり、韓国へ行ってわざわざ土下座してみせたり、ロシアのクリミア併合は正しいとまで言いだすに至った。
次に浮かぶのは、元文部科学省次官の前川喜平氏。出会い系バーの件はさておき、役所を退官されてからは、ことあるごとに安倍政権を批判すると共にどんどん発言が左翼化し、21年の総選挙で立憲民主党などの左派勢力が大敗すると、「日本の有権者が愚か…」とまで言うようになった。
いや、前川氏がもともと左翼系の思想を持った人だったならさもあらんということだろうが、実際には文部科学省のなかで次官にまで上り詰めた人だから、保守政治家の取り立てもあっただろうし、そこまで徹底して面従腹背を貫いた人だったのかどうか(本人はそのような発言もしているが…)怪しいと思っている。
お二人に共通の事、それは、どうもおかしくなるタイミングが、本業が落ち目になってきたタイミングだという事だ。
日本のトップである総理、役所のトップである次官、そういうところから滑り落ちると、多分周囲でちやほやしてくれる連中も減ってくることだろう。そういう中で、たまたま誰かにちょっとしたリップサービスをする。それが殊の外喜んでもらえて、下にも置かぬおもてなしをして貰う。
自分を追い落とした時の政権にアンチな言論を重ねる。これ自体は単なる私怨に過ぎぬが、少数のしかしSNSなどでは声の大きい人達が、わが意を得たりとばかり賛同してくれる。
こうして、満たされぬ承認欲求を満たしてくれる場所にどんどんのめり込んでいってしまうのではないか?
最近では、橋本徹氏が危うい。カッコよく政界を引退して市井に降りたのは良いが、やはり時間が経つにつれて、影響力が、維新に対しても、一般大衆に対しても少しづつ弱まってきているのではないか?
そこで、「ウクライナとともにあると威勢よく言っていた国会議員は直ちにウクライナに行って戦え」などと、人目を惹く事を言ってみたりしていたが、さらに、思いついたように「祖国防衛の名の下に命を落とす一択にならないようにするのが政治の力」などと、降伏を勧めるような発言をして大炎上中。ご本人は、(この人は以前からそうだが)言い出したことは一歩も引かないので、正当化や論点ずらしなどテクニック総動員で大反論だが、客観的にみて、この人も逝っちゃったなあというのが率直な感想。
承認欲求ってこわいんだなあと思う今日この頃

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?