1年間、服を買わずに過ごしてみた話🌙【私服の制服化】
こんにちは、自問自答ファッション通信あきやです👗
「服をあんまり買わないスタイリスト」でお馴染み(?)の私ですが、この度、1年間「服」を買わずに過ごしてみました👀
服を買わない期間は「我慢」と言うよりは「蜜月期(みつげつき)」だったと思っています。大好きな服たちと水入らずでハネムーンに行くような豊かな時を過ごせました🌙🌙🌙
なんと、ほぼ2年間、3セットの同じ服を着続けました⚡️
その道のりは山あり谷あり。
真冬に自宅の水道が凍結したり(あわあわ)、洗濯機が壊れたり(あわあわあわ)と制服化にとっては物理的な大ピンチがありましたが、心理的なピンチはぜんぜん起こらず。楽しく乗り切って「制服化、完走できたな〜〜〜🏃♀️💨」と一人で勝手に達成感を味わっています🥂
「服」を買わなかったのは意図的なものではなく、本当に手持ちの服に大満足していたからです。どんな気持ちだったか、ちょっとお話していきます👗※ちなみに買わなかったのは「衣類」の話で「雑貨」はちょこちょこ買っていました🛍️
🌙ファッション蜜月期と私
私にとっての制服化とは「これが最高!」と思える服のセットを作ってそのシーズン着続けることです。
よく「服を買わないように我慢しているのですか?」「無理していませんか?」と聞かれることが多いのですが、そんなことは全くなく、「物欲」よりも「一度買ったものを最大限に使い切りたい欲」が大きいだけなのかなと思っています。
選び抜いた数着の服と過ごしたこの一年間は、誰にも邪魔されないそれはもう「甘美な時間」でした🤝💓
毎日だいたい同じ服ではあるのですが、靴は3足も持っていますし、バッグはメイン3個(+α)もあるのでざっと掛け算しただけでも組み合わせは9通りあるんですよね。
コーディネートはほぼ固定していますが、季節の変わり目なんかは手持ちの服の組み合わせを変えたりして、かなり楽しめました🐏さらにはアクセサリーを足し引きしたりすると、もうコーディネートは無限大です☺️🫰♾️
たった3セットの服でも、真剣に考えると飽きようがないものだなぁと。過不足なく、愛おしい服に囲まれた充実の日々でした。
また、昨年は今まで着たことがないブランド(Y’s)の購入にチャレンジしたこともあり、「食べる」のと「消化」に時間がかかっていたのかと思います。
私にとって、ワイズは高価な服。その服の輪郭を頭から伸ばした触覚で少しずつ形を確かめて、じっくり溶かしていき身体と一体化するために時間を有したのです。(なんかヤバい例えですみません🐌)
🍚お腹が空っぽの状態で「カツ丼」を食べる気持ち
さて、この度久々に服を買ったのですが、買った時は空腹時のご馳走みたいな感じです。いきなり溢れるすごいカロリー🍖🍖🍖
1年間、服は購入していませんでしたが「試着の旅」は続けておりまして、「買おうかな?どうしようかな?」と考えることはありました。気になった服の発売日にいそいそ店頭に試着しに行って「これは買いかな?」と考えた日もあったのですが「摂取するに至らない何か」を感じ取って、クレジットカードをしまった(箸を置いた的な)こともありました💳🥢
今現在好きな服に囲まれているので「焦って別の服を買わなくてもいいもんね☀️」という余裕を持った判断ができたのだと思います🍹
いざ服を買ったら「うれしい!」という100%HAPPYな気持ちで満たされ、毎日眺めては「いい服だな〜」「かわいいな〜」と噛み締めて、意味もなく撫でたり、振り返りざまに見たり、「誕生日に買ってもらったスーパーファミコンのソフトが嬉しすぎて、思わず一緒に寝る小学生」のように使い方を間違えている感じすらあります。これから時間をかけて融合していきたいと思います。
👗買ったのはこちら
そんな私が満を持して購入したのはENFÖLD(エンフォルド)さんのシャツとスカートです✌️
コンセプトもしっくり…!
「服を纏う者が最高に贅沢な気持ちになれる」の所、響きました🫰自分の制服としては買ったことのないカラー(ブルー系)なので、ちょっとそわそわしましたが最後は「ええいままよ」でチャレンジしてみました。
新しいブランドと、はじめての色の服を買うにあたり
①自分の「コンセプト」に合うのか?
(なりたい自分像にあっているか)
②自分が「好き」なものか?
(心がときめいたり、衝動が動くか、性格に合うか)
③身体や顔に「似合う」のか?
(サイズ、シルエット、テイストや色などが自分に合うか)
④「トレンド」に合うか?
(時代の流れやマイブームなどの「今」に合うか)
⑤TPOに合うか?
(仕事、お出かけ、日常にマッチするか)
⑥制服化する時の機能に「合う」のか?
(肌触りは?首は苦しくない?自宅で洗濯できる?シワにならない?生地はしっかりしている?ポケットはある?など)
この6点をトリセツ首脳会議で詰めに詰めまして…(真剣勝負なので⚔️)
試着した後一度その場を離れて、紙に不安点を書き出し「いやでも…」と白熱の話し合いが行われました。
しかし、「まあまあ、かわいいことですし!」と論理破壊のファッションを司る神みたいな存在が脳内に出てきてしまって押し切られました。(大抵のお買い物はそうなりますよね😉)
今回、手持ちの服との組み合わせで一番懸念していたのが、愛用のトレンチコートとの相性です。カーキとブルーって合うのかしら…?と。合わせてみたところ、「新鮮でいいな」とうれしい気分になりました。
この「ブルーが着たい」という気持ちは、2〜3年前にプラダの店員さんの制服のスカイブルーを見てから芽生えました。
そして、心に種を蒔いてから数年間育ててきました🌱
ミュウミュウの香水瓶を眺めては「水色と赤の合わせかわいいな」と感じたり、青い鳥文庫を手に取っては「この色着たいな〜」なんて浮かんでは消え、浮かんでは消え。
そして、私の愛するTwitterがXになった今、青い鳥を服に転生させようと誓ったのです🐥(こじつけ)あえていうならこの色を「ツイッターブルー」と勝手に呼ぶことにします!
🥦手持ちの服を「使い切って」から買う
日々に追われると(どうしても)冷蔵庫の中のものが把握しきれなくって、余らせてしまったり、食べきれなかったりすることがありますよね……!
我が家も一人暮らしなのにブルドックの「うま!ソース」が気がつくと3本あったり、きゅうりが10本出てきたり冷蔵庫の端の方でミイラになったにんじんが見つかったり、してしまうものです🐰🥕🥒🫛結構気をつけていても、あるあるです。
せっかくの美味しい食べ物を余らせてしまうと、ちょっとシュンとしてしまいますが「でも今きゅうりの気分じゃないんだよね」という時に無理やり食べるのもな…!なんて葛藤して、できる限り「今日明日食べたいものを少量買う」生活に変えてみたら、考え方も冷蔵庫もすっきりしました。
クローゼットも同じように、着なくなった服や忘れてしまった服たちが「使命をまっとうできずに」いること、よくありますよね。(もちろん冷蔵庫の中にスンっと居てくれるのも、クローゼットの中にポンっと居てくれるのもある意味守り神的な使命はありますっ🐣)
冷蔵庫の食材を一度使い切ってからお買い物に行くように、ちゃんと服をたくさん着て「使い切る(味わい尽くす)」と、とても気分がいいものです。制服化して最初の頃はやはりこの「使い切る」というのが不安でしたが、5年経った今はだいぶ慣れました🙌
🌙ファッションとの「蜜月期」って何をするの?
私の場合は
・眺める
・身につける
・出かける
・組み合わせる
・写真を撮ったり動画を撮る
・その服についてポエムを書く
なんてことをしています。
毎日ちらっと意識して「やっぱりいいな」「買ってよかったな」と思えると自分とファッションが融合していっている実感があります。
きっと愛する服を「着切った(味わい尽くした)」みなさんは、「ものを選ぶ視点」が一味違うはずです✨みなさん、今お気に入りの服や雑貨がありましたら、ちょっと意識しながら蜜月期を過ごしてみてくださいね☺️
マイナビウーマンさんに取材していただきました!
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