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チームでやるしごとをえらべば適する進路をひとつにしぼらなくていい


はじめに

 9年まえに高校生にむけて記した文。進路をかんがえるうえでこうした見かたもあるよとしめしておきたかった。とくに支障はなさそうなので、ほぼそのままここへ残しておく。

将来へむけて

 みなさんは将来何になりたいか頭のなかに浮かびますか。そういうわたしは高校生になりたてのころに将来何になろうと考えていたか思い出せません。印象が残っていないのできっとなにも浮かんでいなかったのでしょう。

いまの高校生たちも一面ではそんなにちがいはないのではないでしょうか。むしろいまの日本の状況を鑑みて、みなさんが大学や専門学校などを卒業するころの日本の状況がどうか想像してみてください。そんなに変わらないと考える人が多いかもしれません。でも20年後、あるいはまだ働いている可能性のある30年後ならばどうでしょう。

いまの若い人の就職はひとむかしまえとくらべて将来を予想するのはなかなかたいへんそうです。なりたいものになるより、ひととおりみわたしてなれるものになるという選択が多くを占めてしまう状況がつづきそうです。一方で時流の変化をつかみ、時代にあわせた職業選びをできるのも若い人ならではかもしれません。

これからのようす

 さきが見えない状況は選択をよりむずかしくしているのかもしれません。では視点を思いきってかえてみましょう。

当面やれる職業はふつうはひとつですから、いくつかできそうなものから選んでみるということです。まあ、これはないだろうという職業を省いた以外はどれもやってみたらそれなりにうちこめたり、興味が湧いてきたりするかもしれません。

一見すると安易なように見えますが、積極的な生き方のようにも思えませんか。若いからいろいろ適応できそう、自分からチャンスをつくればいいから。そう思えるならこの考え方のほうがうまくいきそうです。

いきあたりばったりかもしれませんが、どうにか食べていける日本です。勇気を出してさまざまあたってくだけろの精神も必要なときがあると思います。

とくにチームでおこなう一般的な会社とよばれる組織のしごとでは、ある程度ひととおりのしごとを把握するために、配置転換されることが多いです。個人の能力を集団のチームワークでよりよいものにしていく。そのいずれかにばっちりはまるものがみつかるかもしれませんし、それ自体は自分では見つけられなかったかくれた適性として気づけるかもしれません。

おわりに

 しごとをおぼえるまではどんな職業でもたいへんだなとかんじることもあろうかと思います。いずれもそれなりの苦労や労働を経た対価としての報酬がえられます。やはりしごとをつうじてやりがいや達成感、みとめられるなどの充実感があるとやはりちがうと思います。

せっかくならばそうした経験をできるまでは一度うちこんでやってみる価値はどんなしごとでもありそうです。さまざまなことをすすめるうえでほぼかならずあるはず。ひとつひとつ真剣にこなしていければ自信につながりますし、1人前にいま一歩近づいていけるはずです。


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