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特許レベルのアイデアを思いつくチャンスとはほんとうになにげなくおとずれる


はじめに

 研究パートの職場では研究のほかに開発にもかかわっている。勤務中だけでなく家事のあいまでもアイデアはふとわいてくる。

10個ほどうかんだうちのひとつぐらいは類似のもので出願がないかしらべる。こうしてじっさいに特許になるのは100にひとつぐらい。

ある考案がたまたまけさ朝ごはんのあとの皿洗いしているときにうかんだ。そのときのようす。

きょうはこんな話。

からだをやすめると

 もとのしごとといまのパートでは研究開発がしごとの一部。報告書や学会発表、そして論文を作成。そのほかにも特許を出願するなど。これまで国内外を問わず両手のゆびほどを出願、特許がおりるとそののちは維持してきた。

研究者にとっての実績とは論文数(ときおり論文の質)や国内外での学会発表の数にくわえて特許数がカウントされる。

あるテーマについてふつうは学会発表時には特許出願がなされており、論文発表があと。両者はべつべつにカウントされるのでおいしい。そこで実用的な面をもつ研究の場合には特許にならないかまずかんがえる。

もちろんこのほかにも組織内でのしごとでの実績などもくわえられる場合も。

特許へのとっかかり

 さてそれはさておき特許。きのうはひさしぶりに寝起きがよかった。気候がおだやかなので外を歩く。ひっこししてさほどたっておらず、四方八方の未知のかいわいをてきとうにえらんで散歩する。日々の買いものをついでにとリュックを背にウォーキングシューズででかける場合も。

うごくのであきらかに寝つきがよくなり朝のめざめがいい。運動不足だったのは否めない。胃の調子がととのい、あさごはんをそこそこ食べられるように。

朝食後のさら洗い

 きのうの朝、たべおわるといつものように食器をあらいトレイにいれていく。ふとそこである考えがうかぶ。内容はもちろん触れられないがじつに他愛ない。だが画期的かもしれない。すくなくともこれまで耳にしたことがない。

アイデアとはほかに追いつけないように、すかさずもうひとくふうくわえておくのがコツ。これで特許の請求範囲をひろめにとれるし、請求項をおおめに設定できて独自性も強調できる。請求項は審査時にクレームがついてどうしようもないならば削ればいい。のちからくわえることはふつうはしない。

かつてない点を明確にして審査官の心情をすこしでもよくするようにこころがける。

職場で確認

 うん、わるくなさそう。職場で既存の出願例がないか検索しよう。この作業は欠かせない。近いものがみつかっても内容を精査してこっちのほうが先進性があるとか利点がじゅうぶんあるとか差異をあきらかにして下書きをあらためる。

むしろちかいものがみつかったほうが、関連する出願から社会的要請度が高いといえ、解決に至っていない点を援護してもらえる。ちがいを明確にできるので申請書としても新規性の点で説得力が増す。

おわりに

 ここまで作業がすすばいいほう。午前中の作業で大部分はアイデア倒れだったり、べつの面からながめると陳腐だったりでなさけ容赦なくわが案をばっさばさとボツにする。こうして雲散霧消していくものがほとんど。

最初に記したように100にひとつあるかないか。ふだんからあたまをやわらかくし、ふべんだなと思うといつでもとりだせるようにあたまのすみに置く。ふとしたことで発想とむすびつく。それがきょうはたまたま台所の流しのまえだった。


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