闘争 or 逃走 プレゼン怖い・・・
皆さんは人前で話す前、どんな気持ちになりますか?
よ~しやるぞ!と思いっきり戦闘態勢に入る人
or
もうだめ緊張する。逃げ出したい・・・と思う人
皆さんはどちらのタイプでしょうか?
実はこの心理、我々人間のDNAに組み込まれた「生き残るための術(すべ)」なんです!
「Fight (戦うか)or Flight(逃げるか)反応」とも呼ばれる心理状態。
我々人間を含む動物は差し迫った危機的状況に陥った時、
瞬時に戦うか逃げるかを判断します。
そうすることで長い期間、生き延びてきました。
だから、緊張したり、自分が評価されたりする「人前で話す」という行為はイコール「戦いの場」と脳は捉え、闘争か逃走しようとします。
これはDNAに組み込まれた自然な反応なんです。
ドラクエだと「呪文」という選択肢もありますね(笑)
巷では「緊張するなら【人】という字を手のひらに書いて飲み込め」とか、「聴衆はジャガイモだと思え!」のような呪文みたいなアドバイスも聞きますね・・・
はい(笑)呪文は効きません。
ベホイミ的な回復呪文が使えたらいいんですが・・・MPが足りません。
じゃぁ道具は?
綺麗なカッコいいPower Pointのプレゼン資料を作り込みさえすれば、聞き手は惹きつけられるでしょうか?
もちろん資料を作り込むこと自体を否定はしません。プレゼン資料を一生懸命作ることはとっても大事です。
ただ、プレゼン資料(イコール道具)に頼り過ぎて、ただただその資料を読み上げるだけのプレゼンなら、聴衆はきっとこう思うはずです。
「もういいから。そのプレゼン資料、ちょうだい。あとで読むから」
ドラヤキ百科って(笑)
スライドに頼り過ぎたプレゼンをよく見かけます。
勿体ないな~と思います。
呪文も使えない。道具にも頼れない。じゃぁどうすればいいの?
教えてドラえも~ん!!
はいお答えします。
プレゼンに対する考え方を変えるんです
そもそも人前で話すこと=戦いの場ではありません。
危機的状況でも無いんです。
皆さん、プレゼンテーションの語源はご存じですか?
プレゼンテーションの語源はプレゼントです。
相手の為に準備した何かを「プレゼント」する。
それがプレゼンテーションであり、人前で話すということなんです。
そう思えば「戦いにいくぞ!!」と無理に意気込んだり「逃げ出したい・・・」と弱気になったりすることもありません。
もちろん「相手が喜んでくれるかな?」とか「必要ないもの=聞きたくない内容だったらどうしよう・・・」と悩むこともあります。緊張もします。
でもそれって凄く良い傾向なんです!!
だって、相手=聞き手の為を想っているからです。この時点で、もうベクトルは自分の為ではなくて聞き手の為にどうするか?に向かっています。
プレゼンは戦いの場ではなくて、聞き手へのプレゼントを渡す場と捉える。
そうすれば、準備段階から変わってきますよ。
資料の構成やどうすれば伝わりやすいか、何を持って帰ってもらいたいか?など。受け取りやすい「プレゼン(ト)」を準備するはずです。
プレゼントを選ぶ時。自分が欲しいものを選ぶ人が居ますが違いますね。
「相手が欲しい」と思うものを選んで渡してあげる。それが正解。
プレゼンをする時も同じです。
自分が言いたいことではなく、聞き手が聞きたいことを話してあげる。
そうすれば、ちょっとくらい話し方が下手でも、Power Point資料がカッコよくなくても、聞き手はきっと喜んでくれると思います。
だってそれは、想いの込もったあなたからの「プレゼン(ト)」だから!!
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