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台湾の資格試験受験記② 金融関連の試験

与太バナシから。
1月13日、ファーストスラムダンクが台湾でも公開されて好調だ。(参考:ニュース)
スラムダンクの影響でバスケを始めたわけではなかったが、スラムダンク世代として30代・40代となる昔の戦友達の「とても良かった」とコメントがいくつもあり、観に行きたくなった。

誰を誘って映画に行くかは妻の一択しかなかったわけだが、小さい子供たちがいること、本編を観て/読んでいない妻は当初「女性がみても面白いの? 予告版意味わからなかったけど」と懐疑的だったことがハードルになったわけだが、旧正月中に妻の実家に子供達を預け映画館にいくことができた。

CGアニメなので細かい動きに違和感あるところがあるのは当たり前だが、基本動作がリアルに表現されていて興味深かった。ストーリーも良かった。お勧め。結果、妻にも満足してもらえたことがなによりだった。

台湾はバスケ好きな人達が多いので、コミュニケーション手段としてもバスケに誘われる機会はよくあり、しばしば 「I'm not good at playing basketball but good at watching」と返すことが定番化してたりする。

NBAも日本のBリーグもたまに観るが、ここ2,30年で比べても日本の今の現役世代は信じられないくらいレベルが上がった。ただ、無情にも世界のレベルのほうがもっと上がっていたりする。ジャ・モラントやルカ・ドンチッチに注目。

金融関連の試験

以前台湾の金融関連の資格試験について書いた。(前回の記事)
3科目(金融業界常識、実務、法規)のうち常識は昨年末に受かった。今回、この旧正月中に「実務」と「法規」に受かったので念願の資格を取れることになった!

あまりにもマイナー過ぎて需要がないとは思うものの、その後少し調べたら台湾には日本以上に資格が多いことがわかった。そして、金融関連の資格は以前は各団体が独自に行っていたようだが、受験者の負担を減らすために合理化し、共通科目+専業科目の組み合わせで資格が取れるようになっている。証券、先物、信託、株、債券、銀行、保険関連の資格だ。
(金融相關測驗模組化方案)

その中でも「金融市場常識と職業道德」は13種類の金融関連資格の共通試験なので、これをパスしたら他の資格は専業科目だけに集中できる。個人的に優先度は今回合格した資格より落ちるが、もう1つ金融関連資格を取ろうかと考え始めた。過去問見る限り専業科目でも多少重複している部分があることと、こなさないといけない過去問数があまり多くないため、今回合格した資格の3分の1程度の労力でいけそうな見積もりだからだ。

勉強方法は3,000問の過去問を愚直にひとつひとつ中文を翻訳して意味や背景を調べ理解した。中文が得意というわけでもないし、中文のスピードリーディングができるわけでもないので最後まで読み終えれない科目もあった。なので、正答率を高めるためにやむなく重箱の隅をつつくような「お化け問題」も拾えるように勉強したため、ギリギリの点数で受かっている台湾人よりも広域範囲の法令・実務にくわしいかもしれない。

MBAやら子供ができたこと、コロナで試験が中止になったことなどで勉強中断期間があり、とぎれとぎれに数年かけたので、正直なところ合計勉強時間はわからない。ただ、直近では10月から本業の繁忙期をこなしつつ、ほぼ毎日に迫る勢いで明け方3時、4時まで勉強していた。特に翻訳に時間がかかっているので台湾人の10倍時間をかけたと思う。

僕は台湾金融関係の資格試験しかわからないが、別分野であっても台湾在住の日本人が台湾の資格を取ると唯一無二の存在になれる可能性がかなりあるので検討してみるのもいいかも。独占業務もほとんどの資格にあったりすることに加え、専門性の証明、一定の語学レベルの担保ができる。

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