【画像でみる人民新聞】3月25日,1711号 4面

「医療・福祉・教育への財政支出は無駄」という思想 緊縮財政が新型ウィルスまん延を招いた
西ニューイングランド大学経済学名教授 マイケル・ミーアポール

 エボラ熱は製薬会社がワクチン研究への投資は金儲けにならないと開発しなかったためだとする著者。ピーター・ヒルセンボー博士の、科学者は数年前からコロナウィルス・ワクチン開発に近づいていたが研究資金が集まらないので中断せざるを得なかったという論文を紹介する。そして、新ワクチンの開発を万一に備えて援助するのは連邦政府であるべきだが、イエール大学・公衆衛生学のジェイソン・シュオーツは市場中心の医学研究を暴露したことを取り上げ、コロナウィルスワクチンが完成しなかった原因を政府や多くの経済学者が市場中心主義、医療や福祉や教育への財政支出ば無駄であるというイデオロギーだと指摘している。

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マイナンバー制度反対 連載① 政府 2020年までに保有強制 
マイポータル、62%が「利用してみたいと思わない」
共通番号いらないネット 原田富弘

 2016年から交付が始まったマイナンバーカードは4年後の現在も15%の普及率に留まり、2018年10月の内閣府の世論調査でも「必要性を感じない」「個人情報の漏えいの心配」で53%が今後も取得の予定がないと回答している。本人確認が用途であるとされているが他にも確認手段はあり、行政手続きのデジタル化のために所持が求められている。しかし、オンライン手続き「マイポータル」も内閣の世論調査で62%が「利用したいと思わない」と回答するなど市民不在の方針であり、マイナンバーカードと暗証番号を一緒に紛失するとあらゆる個人情報がポータルで見られるという危険性がある。

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