とらぬたぬきの本のこと
年末までの予定が埋まってきた。
仕事の話ではない。この人のこの本は読みたい!と思う出版予定が立て続けにある。
備忘録として羅列しておく。
10月18日:工藤志昇『利尻島から流れ流れて本屋になった』(寿郎社)
最近ホームグラウンドにしている三省堂書店札幌店の書店員さんの初著書! 情報では10/15初版となっているが書店に並ぶのは10/18頃とのこと。帯文を読みながら、私にとって大事な本になりそうな予感がしている。
10月31日:立川談笑『令和版 現代落語論』(ひろのぶと)
寄席からは縁遠い地域に住んでいるけれど、落語は好きでCDでよく聞いていた。お気に入りは志ん朝、枝雀、志の輔、鯉昇、桃太郎、それに談笑さん。その談笑さんの著書が「ひろのぶと」から出版と聞いて驚いた。嬉しいじゃあないか。
10月31日:浅生鴨『三万年後に朝食を』(左右社)
待ちに待っていた短編集の第3弾。間違いなく面白いので、バシバシ売れてほしい。
11月2日:川越宗一『福音列車』(KADOKAWA)
『パシヨン』の感動さめやらぬ川越さん、もう1冊年内に出版されると知って涙ちょちょぎれている。文芸誌に掲載されていた短編が1冊にまとまって出る。ぜんぶ文芸誌で読んでるけど、もちろん買う。
11月15日:幡野広志『うまくてダメな写真とヘタだけどいい写真』(ポプラ社)
幡野さんの釧路の喫茶店のパフェの写真が好きである。どうしたらあんな写真になるのかと思いつつ、まあ自分とは遠い世界なのだと達観していたが、幡野さんのワークショップを受けたという方の写真をSNSでみかけてすごいと思った。この本できっかけがもらえたら嬉しい。
12月21日:田中泰延・直塚大成『書く術(仮題)』(SBクリエイティブ)
名著『読みたいことを、書けばいい。』の実践編がここで展開されるかもしれないし、そうじゃないかもしれない、どちらにしても期待大。タイトルはいつ決まるのだろう。
ほかにも、年内にはワタナベアニさんが写真の本を出すらしいし、既刊本ではシャープさんや佐川恭一さんのも手に入れなきゃだし、あとほかにも、まあ、気持ちだけは忙しい気分である。
なに? 大量の積ん読はどうするのか、だと?