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ヤマアラシ

「ある冬の寒い日、2匹のヤマアラシが暖を取ろうと身を寄せ合ったが、トゲだらけのためお互いの体を傷つけ合ってしまう。そのため離れてみるとまた寒くて耐えられない。何度も近づいたり離れたりしながら、お互い傷つけることなく暖を取れる適度な距離を見つけ出す」というお話。

「近づきたいけれど近づきたくない」「離れたいけど離れたくない」という2種類のジレンマ。

長く付き合っていくと、もっと相手のことを知りたい、もっと傍にいたいと思ってしまう。これは至極当然の気持ちなんだけれど、私達にとってはそんなに簡単にはいかないもので。

普通の恋愛でも相手のことを想うがあまり、もっと・もっとと感じるが、しがらみをかき分けながら進んでいるものにとっては、尚の事、もっとが欲しくなる。もっと・もっとの先には本当は見たくないもっと・もっと辛いことがあったとしても。


お互いのトゲが刺さったら傷を舐め合って癒せばいい。

だから、ずっと傍にいて。


今日も今日とて、ヤマアラシの2人。


本当にありがとうございます!