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干支自由読み解き【甲&乙】

※※※陰陽五行の五行の十干、木性の陽【甲】、木性の陰【乙】について触れていますが、教科書に載っていない、あるいは習わないであろうことも含まれており、私独自の解釈、読み解き、感じたことです(少なくとも私の流派では習ったことのないことも含んでます)。
 引用などは構いませんが、(そんなだいそれた内容でもありませんが、万が一の為申し上げると)鑑定で使うか使わないか、などは自己責任でお願いします。また、個人の解釈、自由な読み解きゆえに(こんなのは陰陽五行で習わないとかの)批判のコメントやメッセージも受け付けません。悪しからず※※

 五行、木火土金水の始まりたる『木』。
 そしてその『木性』は陽である甲(樹木)と陰である乙(蔦や草花)に分けられます。
 (なお、段差五行でいうならそこからもさらに陰陽、その先にさらに陰陽と分かれるのでしょうが、その話はさておき。)

 トップ写真のように、大地に芽吹いた根が長い長い時間をかけ空に向かって伸びていく樹木。それが甲。

 乙のように、短期間では結実しないものの、長い時間をかけ日(火)を浴びてゆっくり着実に大きくなった姿は多少の風雨にはびくともせず、またいつしか動物や虫など生命の揺り籠となります。
 ときに、大木の葉っぱの傘に守られながら育つ生命の、植物もあることでしょう。
 また、育った木はやがて花や果実を実らせ、周りにさらなる恩恵も与えてくれます。

 一方のその地面の下では、外の大きな体を支える為に大地にしっかりと根を張り、またその根は水分や栄養分(ミネラル=金性?)をより得るために、さらに伸びていきます。結果として、その根は土地の地盤の地崩れを防ぐこととなり、自分の周りのものを守ることとなります。

 これらのことから考えると、甲=貫索星は、自分自身を探究し、本能のままに歩んでいくこと(具体的には未来に向かって火性=中庸の心、希望をもつこと、内面においては、土性=愛情、金性=大義、役割意識、水性=智慧を取り入れていくこと。つまり五行をバランスよく取り入れること)、その過程の結果として強力な守備の力が自分のみでなく周りを守り、育んでしまうのではないかと。
 

 翻って大地に根差すたくさんの花、雑草、あるいは木に巻きつく蔦などの総称が『乙』。
 彼ら(彼女ら?)は独り立ちして長い時間をかける甲さんとは対照的。恵まれない環境でも強く、すぐ育つ。育ったら周りに仲間を作る。自分たちののちの子孫を増やすために、チームをまず増やす。増えるためにはなんだって使う。虫も鳥も使うし、風でやがて海外にも飛ぶし、とんだコンクリートの隙間にも咲いてしまう。。。そしていったん繁殖したら根のみえない深い部分を取り除かないと、また生えてきてしまう。花が咲けばとても綺麗。しかし、生える場所によっては害となる。そう、セイヨウタンポポのように。。
 そしてもうひとつのポイントが、ハーブもあれば毒草もあり多種多様、あるいはハーブでも毒草でも量によっては薬にも毒になりうることがある。。。。そう、セイヨウタンポポのように(繰り返しました。厳密にはセイヨウタンポポには毒はないらしい。知らんけど)。

 
つまり、乙の集団性、多様性、ムーブメント、強さ、効能、ときに美しさなどはそれ自体が大きな武器であり強力な可能性であると同時に。
 
 生える場所、タイミング、使い方が適切であればよいが、間違えると役に立たないか、害にもなりうる、のではないでしょうか。
 

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  この甲&乙のアイデアが浮かび、もうすぐ書こうかな、と思っていたところ、ちょうど船瀬図書館さんのこんな記事が目に止まりました。
【植物は思考する】

 植物はそれぞれ実は地面の下でコミュニケーションをとっている、そもそも植物には意思のようなものがある?とのこと。
 
 僕らが普段目にしてるものやことでさえ、まだまだ知らないことがたくさんあふれていますね。

 私の書いた文章は私の観察、妄想のようなところもありますが、ひょっとしたらまだまだちがう真実が植物、自然にあるのかもしれませんし、

 あるいは古代の先人は、私たちとは全く別の視点、価値観から森羅万象と付き合っていたのかもしれません。

 たとえばそう想いを馳せると、なんだかロマンがありますね。

 
 

 

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