ワーク・ライフ・バランス

来週から私は、仕事が忙しくなる。
上司が約一年の長期休暇に入ることになり、その肩代わりをする形だ。
とは言っても、既に多くの仕事が降って来ており、そして私がしていた仕事を受け持つ新人の教育も兼務している状況で、もしかすると今も相当エグいのかもしれない。

さて、そんな状況の中、趣味、とくに音楽へ向き合う際の強度をこれでもかと高めている。

詳しくは上の記事をはじめとして、これまでに書いてきた通りなので省くが、仕事が忙しくなるにつれて、音楽を聴くことが楽しくてしょうがない。
もっと言うと、こと音楽に纏わる音に対する感度が鬼の様に高まっている。理解度というと違う感じ。感じて、認識して、それに対するアプローチまで。学としての知識を追う時間は無いけれど、その分、音楽を聴く時の真剣さが自然と強まったのだろう。もしかしたらこれは、自己防衛本能的なものなのかもしれない。
この状態がどれほど持続可能なものなのかは分からないけれど、これはこれで悪くない。それどころか好ましい。ストレスフリーな生活とは程遠い生活を送ってきたはずだけど、ここ数年、仕事に追われる感覚とは無縁だった。
それが不可抗力的に火が点いて、結果として感覚が鋭敏になるのだとすれば、思わぬ副産物であると言えよう。これを生かさない手はない。

ワーク・ライフ・バランスというものを考えたことがなかった。
仕事は、あくまでしなければ生きていけないもの。それ以上でも以下でもない。契約をし、報酬の分は働く。そして、得た金で生活をし、残った金を自分が好む存在へと流す歯車でありたい。
もっと時間があれば、と思ったことは数知れない。しかし、時間があって、数か月は生きられる金もあった時期のことを思い返してみると、死ぬほどだらけていた記憶がある。
翻って今の状況はどうだろう?
思わぬ形で、ワーク・ライフ・バランスを考える機会を得た。ある程度の緊張感を持たせる役目が、ワークの方にはあるのだろう。少なくとも私にとっては。

改めて考えると、同列に考えるのが難しいですよねこれ。
ワークは嫌になったらやめりゃ良いけど、ライフの方はそうもいかないじゃないですか。しかし、ライフの方をやめちまったら、ワークも勝手に終わっちまう。フェアじゃねえですわ!私の場合、たとえライフに「趣味」という意味を与えようとも、それをやめた際のワークは限りなく無意味なものになるのだろう。
だから、上手く付き合っていけたら良いなと思う。改めて。
私には夢があって、それは確実にワークとライフが密接に関わり合ってくるような態様だろうから、このタイミングで考える機会があってよかった。

もっと化け物じみた存在になれるように!

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