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SUUNTO 5 を購入しました。

1.GPSウォッチを使い始めるようになったきっかけ

今までランニング、登山とは無縁の私。

5年前に登山を始めてから、ずっとYAMAPを活用しているのですが、距離が伸び、山行時間が長くなるに連れてログを取ることでスマホのバッテリーの持ちが気になるようになってきました。

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そこで思いついたのがGPSウォッチでログを取るということです。

GPSウォッチを色々と調べてみると、ナビゲーション機能や地図を腕時計の中に表示したりする機種まであり、その多機能性に驚きました。

今では衝撃とともに移動が止まると、滑落事故とみなして、自動的に設定した連絡先へ定型文のメールが送信されたり、BluetoothでMP3データの音楽を聞くことが出来たり、昭文社が整備した「山と高原地図」60冊分のデータをベースにした日本登山地形図(TOPO10MPlusV4)が入っていたりと多機能性は加速度的に進んでいます。

2.エプソンのMZ-500という機種

今から2年ちょっと前(2017年夏)にそのようなことを思いついて購入したのがエプソンのMZ-500という機種でした。

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わずか67gながら高精度のGPS毎秒測定で、ログの継続時間はなんと46時間。

スントやガーミン、プロトレックのスマートウォッチが当時6〜7時間でしか持たなかったので、これは驚異的というか、革新的とも言える商品でした。(ちなみに当時のプロトレックではログは取れなかった)

46時間もログが取れる腕時計なので、スマホは山の中でも機内モードにしてバッテリーを温存。必要な所だけYAMAPなどの地図アプリで現在地を確認すれば格段にバッテリーの消費は抑えられます。

通信手段を常に確保できているということは精神衛生上とても良いことで、エプソンのMZ-500を購入してからというもの劇的に山歩きが楽しくなりました。

3.GPSウォッチのナビゲーション機能

当時、登山のログを取ることを目的に機種選びをしていたのですが、エプソンのMZ-500にはナビゲーションシステム機能がありました。

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スントやガーミンにもその機能はあったかもしれませんが、外国のメーカーは取っ付き難く、最初から対象外としていたので分かりませんでした。

エプソンのMZ-500のナビゲーションシステムは地図こそ表示されませんが、事前にインポートしたルート上に対して、現在のGPS現在地が表示されますので、少なくとも道迷いの可能性は格段に減ります。

ルートをインポートしていなくても、来た道をそのまま戻りたい場合はトラックバック機能というものがあり、安心してスタート地点に戻ることができるのも良かったです。

ルートのインポートについては、YAMAPやヤマレコの軌跡をGPXデータでDLしたものをそのままインポートできるのでとても便利です。(すべてパソコンでの作業)

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自分でルートを作成する場合はワンクリックずつ通る道をクリックしていくのでかなり面倒な作業ですが、自分で自分の通るべき道を事前に作成しておくのは道や地形を何となくでも頭に入れることができますし、何よりもルートが不安な時に、自分で作った腕時計の中のルートが正しいものであると信じ抜くことができるので自信を持つことができます。

信じるものが腕の中にあるということは、何かあったときに冷静な判断が下せるようになるので、スマホのバッテリー切れを心配しなくて良くなるとと同様に、精神衛生面含め、計り知れないほどの恩恵があると思います。

実際にナビ機能を使っているときは、道迷いしやすいルートだったり、夜になってしまった時でも腕時計に目を落とせばすぐに安心することができました。安心は心の支えになります。

ルートを外していないかどうかの確認作業は、パッと一瞬腕時計に目を落とすだけで良いので、歩きながらノータイムでできます。スマホを取り出して、手袋を外したりしなくて良いので、時間短縮という面でもリスクを減らせます。

つまり、GPSウォッチのナビゲーション機能はスマホを使うより格段に便利で、トレッキング、山登り、トレランなどにおいてとても有益な機能なのです。

これらの機能を持つGPSウォッチは山岳保険同様にあらゆるリスクを低減させる利点がありますので、絶対に持っていた方が良いです。強くオススメします!

4.GPSウォッチを活用してのトレーニング

私は登山を始めて3年でトレランに出会い、もっと走れるようになりたくてマラソンを始めようと思いました。

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そのトレーニングのために、キロ当たりのペースが測れる機能や、ログが取れること、また、心拍数が測れるもの(オプションになりますが計測可能です)を探していたのですが、せっかく何万円もかけるなら、登山でも使えるものをと思いエプソンのMZ-500に行き着きました。

トレランをやる義弟がスントを使っていたことや、周辺の走っている人はガーミンやスントだったので、迷いはあったのですが、最終的にはGPS精度の良さとバッテリーの持ちの良さでMZ-500に決めました。

データを管理するソフトの使い勝手も今後を左右するのですが、当時はエプソンのソフトは酷評。ガーミンが圧倒的に優位性があったように覚えています。

週に何回か走る程度のトレーニングなら、ログが取れてペース、心拍数が分かれば充分なのですが、2年半ほどランを続けていると、もっと強くなりたいという気持ちが大きくなり、一週間のメニューをその人の運動レベルに合わせて自動生成してくれたり、インターバルトレーニングモードがあるガーミンやスントのGPSウォッチが気になってきました。

5.SUUNTO5 を選んだ理由

エプソンMZ-500は登山やランに関しては申し分ない性能を発揮していてくれ、重宝していたのですが、アスリート系アプリのストラバとの連携が悪いことや、ランのトレーニングモードが弱いことからここ数ヶ月は物足りなさを感じていました。

また、センサなどのデバイスの進化も加速度的に進んでいますので、精度的なものはもちろん、2〜3年前には最大の課題だったバッテリー持ち時間が各社とも40時間オーバーというのがスタンダードになりつつあります。中には120時間対応のものまで。それは10万円くらいしますが😅

GPSウォッチはここには書き切れないくらいの検討すべき要素があるので、それは割愛しますが、エプソンが登山、トレラン向けのGPSウォッチの撤退を決めたことから明らかなように、本気で運動する人はほぼ間違いなくガーミンかスントを使っています。

この二社の牙城を崩すのは容易ではなかったというのがエプソンの結論なのでしょう。

私もトレッキング程度ならエプソンMZ-500で何の不満もありませんでしたが、今の私は次のステージを求めており、もっと強くなりたいのです。

エプソンの魅力の一つだった登山のナビゲーション機能やトラックバック機能もガーミン、スントなら標準装備。そう思ったが吉日。一日で機種を選定し、すぐ発注したのがSUUTO5 です。

2年間に渡りエプソンMZ-500を使いましたが、使っている機能はログ取りとキロあたりのペース、心拍数くらいなもの。ナビゲーション機能も便利なのですが、そこまで使いこなすのが面倒なのであまり使っていませんでした。

つまり、登山向けの機能がある機種ならロースペックで充分なので、ビジネスシーンでも違和感の無いSUUTO5にしたということです。

本当はスント9 BORO、ガーミンのフェニックス5、6あたりのハイスペック機種にしたかったのですが、さすがに10万円近くは出せませんでした。

使いこなすのはこれからですが、デザイン的にはSUUTO5はとても気に入っています。

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今後、スント5 の使い方など書いていこうと思います。

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